株式会社 ABC Cooking Studio様
新統合業務システムで操作性の向上とスピーディーなビジネス展開を実現
新統合業務システム概要
サービスの変更や追加が困難だった業務システムをゼロベースから見直し、全面リニューアルされました。Adobe FlexでシステムのUIを一新すると同時に、業務サービスとシステムを疎結合に再編。Adobe LiveCycle Data Services ESを活用することで柔軟で疎結合なデータ連携を行い、操作性の向上とスピーディなビジネス展開を実現しています。
背景・目的
積年の課題
ABC Cooking Studio の特徴は、自宅や職場はもちろん、旅行先にあるスタジオなど、好きなときに好きな場所で受講できる「フリー予約制」にあります。それは、システムなしでは実現できない仕組みであり、当初から受講者の立場で利便性を最大限追求して、 システムを手直ししてきた賜です。しかし、10 年前にスクラッチで作り上げたシステムは、機能追加や変更を重ねてスパゲティ状態になりビジネス展開の足かせになっていたのです。情報システムグループグループ長 中林 紀泰 氏は、次のように話します。
「新しいコースを追加するにも半年~ 1 年かかり、財務面でも数値をすぐに把握できず意思決定が迅速にできませんでした。また、システムがバラバラで統合的な顧客管理ができないため、無料イベント参加者の入会率なども把握できない状態でした。さらに、メニューが複雑でUI も悪く使いにくかったのです」
導入の決め手
旧システムは業務毎に個別最適化された密結合システムであり、サービス変更や追加が困難でした。例えば、顧客が利用する予約管理はWeb ベースのASP.NET を活用したシステムであり、バックオフィスの受講管理やコース管理、顧客管理、解約管理などは別システムとなっており、データ連携にも時間がかかっていたのです。 ただ、それらシステムのサーバ、DB、プログラム言語などは、すべてマイクロソフト製品で統一されており、扱いやすかったと言います。しかし、同じアーキテクチャーでの再構築は容易ですが、旧システムに引きずられる危険性がありました。
そこで中林氏は2007 年12 月、数社に声をかけた中で、提案内容が最も良かったクラスメソッド株式会社と共に、過去のしがらみを断ち切った新統合業務システムの構築に取り組みます。 「旧システムの分析という無駄な時間をかけずゼロベースで見直し、OS をLinux に、DB もOracle に変更。また、メニューが複雑でUI も悪かったので、Biz/Browser やCurl、Ajax などを検討した結果、導入コスト、ユーザビリティ、パフォーマンス、そして開発生産性の点で、最も優れていたAdobe Flex を採用しました」(中林氏)
成果
直感的な操作性と楽しさ
新しい取り組みとして、会員にならなくても料理教室で気軽に1回完結のレッスンを行う新しいサービスの構築を行い、レッスンメニューを地域やコンセプト毎に多様化し選ぶ楽しさを持てるようにしました。また将来の本会員との連携も考慮し、会員情報の一元化やマニュアルで運用できないようにシステムを工夫しています。UIは完全にFlex化し直観的な操作性と楽しさを考慮しています。
プラットフォーム化
先の1dayレッスンで構築したシステムプラットフォームをベースとし、メイン業務のUIをFlex化しました。この基幹業務再構築では、ビジネスロジックの部分を一部Webサービス化し、現状の予約手段や今後増えるであろう手段にも柔軟に対応できるようにしました。
結果として、基幹メイン業務のFlex部分のみでなく、マイクロソフト社のASP.NET、PHP、またWeb系以外のクラサバでのVBなどからも主要な機能をプライベートなSOAとして柔軟に複数のアーキテクチャーのシステムからサービスを利用できるようになり、システム全体の保守性と開発生産性が向上しています。


