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Web建設物価

財団法人建設物価調査会様(以下、建設物価調査会様)の「Web建設物価」は、建設工事に必要な資材、機材の価格や、建設機械・仮設機材の賃貸料金、土木、建築工事費等の情報を会員向けに提供するサービスです。

一般的に非公開としている取引価格の実態を把握することは極めて困難です。このような条件の中で、創立以来半世紀の間に培った信用と価格調査経験・知識をもとに、インタビュー手法を取り入れた調査手法を主体に資材や工種ごとにその特性に最も適合した調査方法を用いて、かつ、中立的な立場で取引価格の実態を把握し、情報提供を行っていらっしゃいます。

同情報は、50万件/月にのぼり、提供するデータ範囲(期間)は、過去10年間という膨大なデータをWeb上のサービスとして会員の皆さまにお届けしております。

背景と課題

Ver.4としてリニューアルを検討していた際、会員にWeb建設物価のご意見を収集した結果、多くの方から「操作が分かりにくい」、「スピードが遅い(=レスポンスが悪い)」とのご意見を多く頂いたそうです。操作に関しては、お問い合わせが多く、サポート対応業務にかかる時間やそれに伴うコストが増加している状況でした。

また、BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)も同時に検討しており、有事の際の早期復旧の備えを安価に実現するための検討も行っておりました。

「操作性はもちろんの事、大量データをレスポンス良く閲覧でき、かつ、安価にBCPを実現するためには…」。この時点でクラスメソッドにご相談を頂きました。

ソリューション内容

検索結果画面

クラスメソッドからは、大きく2点、1つめは「Webブラウザ、OSに依存しない実行環境の確立とHTMLでは実現できない洗練された見栄えと直感的な操作性を実現するためにAdobe Flexの採用」、2つめは「ハードウェア購入や構築のイニシャルコストを抑え、大量のデータを扱うのに最適なクラウド環境の利用」をご提案致しました。クラスメソッドのAdobe Flexでの開発経験はもとより、Amazon社の「Amazon Web Services」を利用した構築経験が決め手となり、クラスメソッドによる開発をご決定頂きました。

開発のポイント

操作性に関しては、デザイナーにより建設物価調査会様へのヒヤリングを重ね、ワイヤーフレームなどを用い、実際の操作をご理解頂きながらイメージの齟齬が無いように進めました。開発初期段階で画面イメージをご覧頂きながら課題となっていた「使い勝手」をブラッシュアップさせることで、見やすさを追求した閲覧性、お気に入り機能などの利便性、ボタンの配置や画面構成など操作性・認識性、それぞれのさらなる向上を図っていきました。

特に資材の検索においては、分類の一覧からクリックして資材を絞り込んでいくだけという、とてもシンプルなものにしました。この発想は従来のシステムからではなく、ユーザーが何年も使用している本のイメージに出来る限り近づけたものです。
しかし大量のデータを一度にクライアント側で処理するのは限界があります。

この為、カスタムコンポーネントにてコンポーネントの軽量化を図り、レイアウトを仮想化させ、スクロール時のページング処理により必要なデータのみをインクリメンタルに取得するように工夫しました。これによりユーザーは直観的に素早く目的の情報に辿り着けます。

また、システムはAmazon Web Services上で動いています。
結合テストフェーズを終え、先ずは最少構成のクラウド上にデプロイすることによって、シームレスに受入テストフェーズに移行することが出来、その上でシステムの本稼働までの期間、パフォーマンスのモニタリングや、ミドルウェアのチューニングを行い、本稼働時の最適な構成を試行錯誤しながら構築していきました。

Amazon Web Servicesの導入により、今回のご要望にマッチした構成を必要最低限のコストにて実現することが出来たのではないかと思っています。
プロジェクトの進行においては、建設物価調査会様より的確な全体説明と画面イメージの迅速なフィードバックを頂いた事で、効率よく進めることができました。

お客様の声

クラスメソッド社に開発を依頼して感じたことは、表現力豊かなRIAの知識・開発技術をもっていることは当然ながら、要求内容を把握してRIAの技術を最大限活かした開発ができることでした。Web建設物価のこれまでの問題点は、レスポンスがあまり良くないうえに、UIが複雑で分かりづらく、利用者が目的を達成するまでに時間がかかるということでしたが、この問題を的確に捉えて、DBの再構築、Flexの技術を使ったUIを提案していただき、レスポンスアップと、機能そのままにシンプルなUIが実現できました。
UIを一新しながらも、利用者から戸惑う声を聞くことはほとんどなく、Web建設物価Ver.4の今後の利用拡大が期待できるとものと確信できました。

これまでは、機能追加によりUIの複雑化を恐れてきましたが、今後は利用者の声に合わせて機能追加を積極的に行ない、サービス内容の向上を計っていきたいと思います。

財団法人建設物価調査会
情報システム部 事業推進課
主任 小町 洋史 様

利用した技術

クライアントサイド技術

サーバーサイド技術

クラウド

センサー

デバイス

フレームワーク

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