ひまわり証券株式会社様(2)Adobe Flex開発事例:ひまわり証券株式会社様(2)

リアルタイム表示/ワンクリック注文を実現

サンプルイメージ 先物&OPチャートは、取引システム「先物&オプションWEB」に搭載している株価指数先物・株価指数オプション取引に対応したチャートアプリケーションです。
チャートの見やすさ、ユーザーの使い勝手にこだわり、先物&オプションWEBと同様、RIA(リッチインターネットアプリケーション)技術を採用しています。クラスメソッドは、前回の先物&オプションWEBの案件と同様、ひまわり証券様の開発チームと共に、Flex2を用いたユーザーインタフェースの開発、チャート表示に必要な時価情報取得の仕組みづくり、先物&オプションWEBとの注文連携の開発などを担当しました。

背景・目的

背景・目的

不安定なJava環境から変化対応・ユーザービリティを重視したFlex2環境へ

サンプルイメージ 2007年9月、大阪証券取引所において日経225mini・日経225先物・日経225オプション取引のイブニング・セッションがスタートしました。
イブニング・セッションは、日中取引終了後に発表される主要企業の決算内容を即座に反映した取引や、ヨーロッパを始めとした夜間の海外市場の動きに連動した取引、あるいは価格変動のリスクに対応するなどの理由により、同取引所が新設された取引市場となります。
また、2008年5月に東京証券取引所において大阪証券取引所と同様、TOPIX指数に連動した先物取引・TOPIX先物のイブニング・セッションを開始。
同時にTOPIX先物の売買単位を10分の1に設定したミニTOPIX先物など新商品の上場を予定しており、こうした取引環境の変化に迅速に対応する必要がありました。
過去のチャートアプリケーションは実行環境がJavaであり、ランタイムのバージョンによっては動作が安定しない場合がありました。
また、上記の制度変更に伴う取引環境の変化のほか、ユーザーの使い勝手やサポート面での負担軽減を踏まえて、新チャートアプリケーションをFlex2で開発することになりました。
新チャートアプリケーションを開発するにあたり、過去のチャートアプリケーションではチャートの設定や操作が分かりづらかったので、特にチャートの見やすさ・使い勝手にこだわりました。チャート上での板画面表示や発注機能については、先物&オプションWEBで実現したコンポーネントをそのまま流用しております。
新チャートアプリケーションでは発注機能を追加するとともにユーザーが使い慣れた既存のシステムのインタフェースを使用することでユーザービリティの向上を果たしております。

新チャートアプリケーション開発の背景・目的
制度変更など取引環境の変化に迅速に対応する必要があった
ユーザーのPC環境に依存せず、サポート面での負担を軽減する必要があった
使い勝手において改善する必要があった

プロジェクト参画の背景

プロジェクト参画の背景

既存システムをFlex2で開発した経験を評価

前回の先物&オプションWEBでの案件もあり、チャートアプリケーションにおいてもFlex2で開発を検討されているとご相談をいただき、実際にFlex2での開発が可能かどうか調査を行いました。
株価などのチャートの描画は時価情報などのデータがあれば問題はないのですが、ユーザーが値動きを分析するためのテクニカル指標の計算式を知る必要がありました。

成果

成果

使い勝手の飛躍的向上で注文数が増加

リリース初日から多くのユーザーのアクセスがありました。
以前と比べて、使い勝手が飛躍的に向上したことから注文数が増加。
ユーザーから好評の声もいただいているようです。
また、Javaが原因で“チャートが表示できない”といった問い合わせもなくなり、当初の目標の一つであったサポート面での負担軽減は十分に果たせたと考えています。

クラスメソッドからのメッセージ

クラスメソッドからのメッセージ

地道な調査・検証と創意工夫が脈動感ある外観を創造

フロントサイド(Flex)は利用者の要望を可能な限り実現しました。
サーバサイド(JAVA)は運用者の労力を限りなく軽減することを目指しました。
本アプリケーションはチャートを利用して整った外見を実現していますが、一目均衡表や移動平均などのアルゴリズムの調査と検証を繰り返した地道な土台があって、初めて脈動感ある外観を創り上げるに至りました。
当然特殊な要件を実現するためには、大きなカスタマイズがいたるところに施されています。
証券のチャート表記は少しのミスが誤解を招き、ひまわり証券様の信頼を損ねる結果となりかねますので、微細な表現に至るまでカスタマイズを繰り返しました。
利用者は個人(B to C)になりますので、個々人の嗜好にあわせて色彩やテクニカル指標を変更できるようなUIを作成することも大きな命題でした。
わかりやすくて、柔軟な利用に耐えるシステムとするには、RIA開発のノウハウと過去の実践データの多くを投入することが求められました。
サーバサイドでは、675,000~945,000件のデータを扱う必要があるために最適化、負荷分散を考慮して開発を進めました。また、本アプリケーションは一度起動したら一年中動かし続けることも想定できるため、持続処理可能なメモリ処理を実現しています。
また、処理スピードが少し遅れるだけでもエンドユーザの商機を逃す事態となりかねますので、時間管理に関しては幾重にもテストケースを用意し、単体・結合テストを繰り返しました。運用面に関しては、近い将来に起こる可能性のある変更に対して設定ファイルで切り替えることができるような設計をすることで、簡単で柔軟に運用ができるようになっています。
再起動処理などを止む無く行う際も、起動後ただちに市場の動きを適切に再現する仕組みを備えています。
FlexとJavaを一貫して担当させていただいたことで、整合性のあるシステムを開発し、ひまわり証券様から満足ゆくものまで実現することができたとご評価いた だいております。

お客様の声

お客様の声

今回のプロジェクトでは前回と同様、ユーザーインタフェースの設計や機能要件等を担当しました。
仕様書(ユーザーインタフェースも含めて)は全てエクセルで作成し、操作性については既に実現している海外のチャートアプリケーションを参考にしながらクラスメソッド様と認識を詰めていきました。
開発は決して順調ではなく、アルゴリズムの計算式や取得方法など様々な苦労がありました。
操作性においても当初の要件ではクリック数や選択項目が多くなってしまい、なかなか思ったような成果を得ることができませんでした。
しかし、Flex2ではそれらを十分にカバーできるコンポーネントがあり、当初の要件を削減することなく、実装することができました。
(例:注文連携において当初は有効注文一覧、注文履歴一覧、約定一覧、建玉一覧が別々のダイアログで表示するようになっていたのを、タブ制御により一つのダイアログにまとめ機能を保持したまま操作性を向上させた。)
こうした創意工夫ができましたのも、クラスメソッド様においてFlex2のテクノロジーにおけるノウハウがあったことだと考えております。
結果として、ひまわり証券が要求するインタフェース・機能は実現することができ、現在では多くのユーザーにご好評をいただき、日経225miniを始めとした株価指数先物取引を中心に注文数が増加しております。
この度のプロジェクトにより、取引システムやチャートアプリケーションなどオンライントレーディングに必要なコンポーネントのほとんどをFlex2で実現したことになります。
今後、アドビシステムズから発表されるAIRを活用することで、更なる使い勝手の良さ、機能の向上を開発・実現していきたいと考えております。

ひまわり証券株式会社 経営企画グループ アーキテクト
濱中 郁和 様

見やすさ・使い勝手にこだわったチャートアプリケーション

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