こんにちは!AI Experience Center(AIXC)のWEB運営チームです。
本日も【AIサーベイシリーズ】として、お話していきます!
「AIやらなきゃ」とは思っている。でも、実際に会社としてちゃんと動けているかというと…そう聞かれると、ちょっと目をそらしたくなる。そんな会社、実は多数派です。
前回の記事で紹介した「危機感81.9%、実行到達22.9%」というギャップ。
今回はこの約59ポイントの差が、どこから生まれているのかを詳しく見ていきます。
まず、この2つの数字の意味をおさらい
今回の調査では、2つの質問をしています。
- 「競合と比べてAI活用の遅れに危機感を感じていますか?」 → 「非常に強く」「ある程度」と答えた会社が合わせて81.9%(439社)
- 「AI活用はどのフェーズまで進んでいますか?」 → 複数部門・全社規模で本番運用している(Lv4-5)と答えた会社は22.9%(123社)
つまり、8割以上の会社が「やらなきゃ」と感じているのに、実際にそこまで進めているのは2割程度。この差、-59.0ポイントです。

なぜこの差が生まれるのか
データを掘っていくと、このギャップを生んでいる要因は主に3つでした。
1旗を振る人がいない
AI推進の担当者が特に決まっていない会社のスコアは、平均49.9点。担当者がいる会社と比べると、はっきり見劣りする数字です。「誰かがやってくれるだろう」では、結局誰も動きません。
2会社としての方針が定まっていない
「AIをどう使っていくか」という方針を、まだ社内で決めていない会社と、決めて公表している会社では、スコアに31.1点の差があります。方針がないと、現場は「これって勝手にやっていいのかな」と手が止まってしまうんです。
3専任の体制がない
専任チームがある会社とない会社では、29.7点の差。兼任やその場対応だと、どうしても他の仕事に埋もれてしまいます。
一番多いのは「個人では使ってるけど、会社としては止まってる」会社
今回の調査で最も多かったタイプが、「個人活用止まり」というパターンで、全体の29.1%(156社)を占めていました。これは、社員それぞれがChatGPTやClaudeを個人的に使って業務効率化の手応えを感じているものの、それが会社全体の資産になっていない状態です。いわゆるシャドーAIですね。
「危機感はあるけど動けない」というモヤモヤは、まさにこの156社の姿そのものです。個人の頑張りだけでは、組織としての差にはなりにくいということです。
次回は「誰が動かすか」を深掘り
今回、ギャップの理由に「旗を振る人がいない」という話が出てきました。次回はこのテーマをさらに掘って、「誰がAI活用を主導しているか」によってスコアがどう変わるのかを見ていきます。実は、これだけで32点もの差がつくことがわかっています。
全データを1冊で読みたい方はこちら
この記事は「国内企業AI活用実態調査2026」白書のごく一部です。
536社の全データ・全業界分析・診断パターンの詳細解説を、無料でまとめて読めます!