こんにちは!AI Experience Center(AIXC)のWEB運営チームです。
本日も【AIサーベイシリーズ】として、お話していきます
前回は、AI活用度を5つの指標に分解した「AI+5次元レーダー」で、F層と全体の差を見てきました。ただしこれは全業種をひとまとめにした平均の話です。実際の現場感は業種によって違うはず——というわけで今回は、同じ5指標を8業種に分解し、どこで一番差がつくのかを見ていきます。
8業種×5指標のヒートマップ
- 情報通信業:業務深度27.8/組織体制25.6/データ基盤73.9/文化・人材43.2/KPI・スコア62.0
- 製造業:14.8/23.5/49.6/47.0/58.3
- 専門サービス・金融保険:27.3/40.0/72.7/45.5/54.5
- 商業(卸・小売):22.5/22.5/77.5/50.0/55.0
- 建設・不動産:12.5/8.3/58.3/25.0/45.8
- 公共・基盤産業:25.0/25.0/58.3/58.3/75.0
- 教育・医療:23.5/11.8/70.6/23.5/52.9
- 生活・サービス系:14.8/40.7/70.4/70.4/63.0
- 列平均:業務深度21.0/組織体制24.7/データ基盤66.4/文化・人材45.4/KPI・スコア58.3

どの業種も「業務深度」「組織体制」が最弱軸
列平均を見ると、業務深度(21.0)と組織体制(24.7)が5指標の中で突出して低く、業種を問わない共通の弱点になっています。データ基盤(66.4)はどの業種も高水準である一方、実装の深さと専任体制の整備は、業種にかかわらず苦手な領域だということです。
業種間の差が最も大きいのは「文化・人材」
一方、業種同士を比べたときに差が最も大きく開くのは「文化・人材(生成AI利用率)」です。最高は生活・サービス系の70.4、最低は教育・医療の23.5で、その差は46.9ptにのぼります。組織体制も8.3〜40.7と、業種によって大きく振れる指標でした。
AIXCスコアで見ても、最高は情報通信業の74.0点、最低は建設・不動産の58.6点で、差は15.4点。公共・基盤産業(72.5点)は方針策定(KPI/スコア)が進んでいることもあり、規模の割に健闘しています。この格差を生んでいるのは技術投資額の差ではなく、生成AIの利用がどれだけ現場に浸透しているか、体制がどれだけ整っているかの差だということです。
次回は、「天井」という考え方を紹介します
次回は、業界・職種ごとのAI活用の構造的な上限「天井」について紹介します。天井が低い業界イコール遅れている業界、というわけではないという話です。
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