こんにちは!AI Experience Center(AIXC)のWEB運営チームです。
「生成AIで業務効率化!」「これからはAIの時代!」なんて言葉、よく耳にしますよね。
でも実際のところ、「他の会社ってどれくらいAIを使いこなせてるの?」と気になったことはありませんか?
そんな疑問を解き明かすべく、AIXCでは国内企業を対象として「国内企業AI活用実態調査 2026」を実施し、その結果を「AI白書」として公開しました!
日本企業のAI活用は進んでいるのか、それとも……?
膨大なデータから見えてきたのは、単なる利用率だけでなく、企業間で生まれつつある「AI活用格差」のリアルな構造でした。
本日より【AIサーベイシリーズ】と題して、白書に詰め込んだデータや分析結果を解説していきます!
記念すべき第1回では「AIサーベイ2026とは?」というテーマでお話していきます。
「自社のAI活用って、進んでる方?遅れてる方?」
そう聞かれて、はっきり答えられる方はどれくらいいるでしょうか。なんとなく「もっとやってる会社もあるだろうな」という感覚はあっても、比べる基準がどこにもない——多くの経営層が、そんな状態でAI投資の判断を迫られているのが実情です。
AIXC(AI Experience Center)では、2026年4月15日〜6月20日にかけて、国内企業536社にAI活用の実態を聞くアンケート調査を実施しました。今回はまず、この調査の背景と概要を紹介します。
そもそも、なぜこの調査をやったのか
「進んでいる」「遅れている」が感覚だけで語られ、業界全体の実態や自社の相対的な位置づけを把握できないまま判断せざるを得ない——この「基準の不在」を解消することが、今回の調査の出発点です。
AIXCは、日本企業のAI活用度を年次で定点観測する「企業AI診断」として、2026年に第一弾となる本調査を実施しました。単発の発表ではなく、年次で継続することで「日本企業のAI活用カルテ」として育てていく構想のもとに設計しています。

調査、ざっくりこんな感じでやりました
- やったこと:国内企業向けのAI活用実態アンケート(AIサーベイ)
- 期間:2026年4月15日〜6月20日
- 答えてくれた会社:536社
- どこまで網羅できたか:99.3%(帝国データバンクのデータと照らし合わせて確認済み)
- 会社の規模の分け方:経済産業省の基準に沿って「大企業/中堅企業/中小企業」の3つに分類
- スコアの仕組み:140点満点の「AIXCスコア」をメインに、いくつかの軸で診断
自分たちの感覚で「大企業」「中小企業」を分けるのではなく、経産省が決めた公式の基準を使っています。そのぶん、どの会社が見ても「なるほど、うちはこの位置か」と納得しやすい結果になっているはずです。

わかったこと、4つ
536社分のデータを見て、面白い(というか、ちょっとドキッとする)発見が4つありました。
1 会社の規模で差はつくけど、規模だけでは説明できない差もある
たしかに大企業・中堅・中小で平均点には差があります。でも、同じ「大企業」というグループの中にも、トップクラスの会社と全然進んでいない会社が両方混ざっていました。何が分けているかというと、「専任の担当者を置いているかどうか」。これだけで、規模の差を超えるくらいのスコア差が生まれます。
2技術力やお金より、「誰が旗を振るか」の方が重要
「誰がAI活用を主導しているか」で見ると、一番と一番下の差は32点。CIOやCDOのような専任の役員が旗を振っている会社と、そういう人が誰もいない会社では、同じくらいお金や技術を持っていても、結果が全然違ってきます。
3「何に困っているか」は、業界によって全然違う
「AI人材が足りない」という悩みはどの業界でも1位でした。でもその次に何が課題になるかは、業界ごとにバラバラ。情報通信業なら「推進する体制がない」、金融・専門サービス系なら「セキュリティが心配」など。つまり、「これをやれば全業界がうまくいく」という魔法の解決策はない、ということです。
43つの条件が揃うと、規模の差はほぼ関係なくなる
「専任の担当者がいる」「AI活用の方針を社内に公表している」「CIOなど専任役員が主導している」——この3つが揃った会社は平均105.6点。逆に3つとも欠けている会社は平均37.1点。68点以上の差です。しかもこれ、会社の規模に関係なく起きています。つまり、「うちは中小だから無理」ではなく、この3つさえ整えれば大企業並みに戦えるということです。
この調査で、何が見えてきたのか
536社分のデータを分析した結果、会社の規模・体制・方針・意思決定者・業界など、さまざまな切り口で構造的な発見がありました。中でも最初に押さえておきたいのが、「AIへの危機感」と「実際の活用度合い」の間にある大きなギャップです。
競合へのAI活用の遅れに危機感を感じている会社は81.9%。一方で、複数部門・全社規模まで本番運用が進んでいる会社は22.9%にとどまります。約59ポイントもの差です。
このシリーズ、まだ続きます
次回は、「危機感はあるけど、実行できていない」というギャップについて、もう少し深く掘っていきます。
危機感81.9%、実行到達22.9%——このギャップがどこから生まれているのか、一緒に見ていきましょう!
調査の内容についてもっと詳しく知りたい方、自社の状況を診断してほしい方は、AIXCまでお気軽にご相談ください。
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この記事は「国内企業AI活用実態調査2026」白書のごく一部です。
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