セキュアアカウントの「リージョン制限」初期設定機能を提供開始〜新規アカウント発行と同時に、未使用リージョンを自動制限〜
クラスメソッド株式会社は、アマゾン ウェブ サービス(AWS)総合支援サービス「クラスメソッドメンバーズ」において、2025年12月16日(火)より、新規AWSアカウント発行時に「セキュアアカウント リージョン制限」機能を標準提供します。これにより、お客様からリクエストされた新規AWSアカウントが即時発行されると同時に、利用しないリージョンへのアクセスが自動的に制限され、初期状態からセキュリティが強化されます。
■ 「セキュアアカウント」について
当社が提供する「セキュアアカウント」は、AWSアカウントを必要なセキュリティ設定が適用された状態で発行し、その設定を継続的に維持するサービスです。
主な機能
・初期導入:セキュアな状態で利用開始
・設定維持:セキュアな設定を継続的に維持
・自動調査:インシデント発生時に日本語で迅速に調査結果を提供
・リージョン制限:利用しないリージョンへのアクセスを制限
■今回の機能強化の詳細
新規AWSアカウントの即時発行
従来1-2営業日を要していた新規AWSアカウント発行を、内部処理の最適化により即時発行できるようになりました。セキュリティ強化等の初期設定は自動化され、お客様はセキュアなAWS環境をこれまで以上に素早く利用開始できます。
「セキュアアカウント リージョン制限」機能
従来、AWSアカウント全体にセキュリティを適用する場合、利用していないリージョンも含めて全リージョンでセキュリティ機能を有効化する必要がありました。未使用リージョンでも攻撃に悪用されたり、誤ってリソースを作成するリスクがあるためです。
本機能はAWS OrganizationsのService Control Policy(SCP)により、必要なリージョン以外を制限し、原理的にセキュリティを確保します。未使用リージョンの安全確保とセキュリティコスト削減を両立できます。
<利用方法>
・既存アカウント:クラスメソッドメンバーズポータルから即時切り替え可能(数分で適用完了)
・新規アカウント:発行時から自動適用(今回の新機能)
<選択可能なリージョン制限パターン(2025年12月16日時点)>
・日本向け:東京・大阪・バージニア以外を制限
・生成AI利用向け:東京・大阪・バージニア・オレゴン以外を制限
・タイ向け:シンガポール・タイ・バージニア以外を制限
※今後も随時追加予定
<提供条件>
「クラスメソッドメンバーズ」の「一律割引プランv2」または「EC2・CDN割引プラン」をご利用のお客様は、追加費用なしでご利用いただけます。

サービスの詳細:
https://classmethod.jp/aws/services/secure-account/
クラスメソッドは、5,000社、35,000AWSアカウント超の支援実績に基づくベストプラクティスにより、コスト最適化と安心・安全なAWS利用環境を提供します。今後もお客様のAWSセキュリティ運用に寄り添い、ビジネス成長を支援してまいります。


