クラスメソッド株式会社(以下、クラスメソッド)は、アマゾン ウェブ サービス(AWS)を活用したIoT開発支援において、IoTセンサー技術「Degu」を採用し、「AWS IoT Core」に対応したDeguセンサーを用いた開発を開始いたします。
Deguセンサーを用いることで、200種類以上のセンサーやアクチュエータを展開するGroveモジュールの中から目的に見合ったものを選択して接続することができ、さまざまな機能を簡単かつスピーディに取り入れることが可能となります。また、「Deguセンサー」は、セキュア・エレメントを搭載しており、AWSから各個体を認証する際に使われる証明書(秘密鍵)をセキュアに保管することができます。
IoT開発分野において、これまでは機器の選定や、ファームウェアのアップデート、セキュリティ面での対策が課題となっていましたが、Deguセンサーを用いることでこれらの課題が解消されることとなります。また、Deguセンサー上で前処理済みのセンシングデータをAWSにアップロードすることにより、AWS上の機械学習やディープラーニング(深層学習)、BI(ビジネスインテリジェンス)などのさまざまなサービスで、センシングデータを迅速に活用できるようになり、効率的な開発・運用体制の構築の実現へとつながります。
今後も、AWS連携の機能性の高いDeguセンサーと、クラスメソッド が培ったAWSノウハウのシナジーによってIoT分野での開発支援を進めてまいります。
オープンソースプロジェクト「Degu」について
Deguは、メッシュネットワーク対応のIoTセンサーの設計に必要となる回路図や部品表の他、OSをはじめとした基本ソフトウェアやドキュメントなどの開発情報をGitHub上で公開するオープンソースプロジェクトです。Deguセンサーでは、200種類以上のセンサーやアクチュエータを展開するGroveモジュール(Seeed株式会社が推進)の中から目的に合ったものを選択して試すことができます。また、Deguセンサー上で前処理済みのデータをAWSにアップロードすることで、AWS上の機械学習や深層学習(ディープラーニング)などさまざまなサービスでセンシングデータをすぐに活用でき、IoTシステム全体の効率的な運用が期待できます。
「Degu」の詳細情報 https://open-degu.com
Deguプロジェクトの幹事を務める株式会社アットマークテクノ 代表取締役 實吉 智裕は、以下のようにコメントしています。
「このたび、クラスメソッド様の『AWS IoT開発支援』サービスがDeguを採用されたことを心より歓迎いたします。Deguは、センサーデータの前処理をPython系言語で記述できる、クラウド系エンジニアに優しいIoTセンサーです。スターターキットでIoTのPoCを簡単に取り掛かれるだけでなく、多くの量産向けセンサーを安価に実現する『Degu量産設計サービス』までも提供され、容易にデータを集めることができるようになりました。『AWS IoT開発支援』サービスとDeguを組み合わせることで、IoTシステムの構築がさらにスピーディに実施され、便利なIoT社会が実現されることを期待しております」
クラスメソッド について
クラスメソッド株式会社はAWSクラウドをはじめ、ビッグデータ、モバイル、IoT、音声認識の技術を活用した企業向け支援を行っています。AWS支援では2015年から5年連続で公式の最上位コンサルティングパートナーに認定され、現在までに1,200社3,000アカウント以上のAWS導入実績があります。また、社員による技術情報発信にも力を入れており、オウンドメディア「Developers.IO」では1.5万本以上の技術情報を公開中です。「すべての人々の創造活動に貢献し続ける」という企業理念のもとに幅広い分野で活動しています。
本社所在地: 東京都千代田区神田佐久間町1丁目11番地 産報佐久間ビル8階
代表者 : 代表取締役社長 横田 聡
事業内容 : クラウド導入支援、ビッグデータ基盤構築、モバイルアプリ開発、音声認識技術支援
オフィシャルサイト : https://classmethod.jp/
技術ブログ「Developers.IO」:https://dev.classmethod.jp/
Facebookページ :https://www.facebook.com/classmethod/
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