製造業向けアジャイル支援サービス
AWSの知見を活かして内製化の体制構築を支援します
アジャイルで実現する製造業の競争力強化
急速に変化するビジネス環境の中、製造業においても市場ニーズの変化に迅速に対応し、競争力を維持・向上することが求められています。このような状況下で、アジャイル開発の導入は、効率的なプロジェクト遂行だけでなく、現場からのフィードバックを活用した継続的な価値創出の鍵となります
製造業におけるソフトウェアの進化と課題
近年、製造業におけるソフトウェアの役割は単なる補助的なツールから、競争力を決定づける重要な要素へと進化しています。
例えば、IoT(モノのインターネット)技術が進化したことで、生産現場ではスマートファクトリー化が進み、生産プロセスのリアルタイムな最適化が可能となりました。 一方で、現場ごとに異なるプロセスや複雑な既存システムとの連携が課題となり、柔軟かつスピーディーな対応が求められています。
また、自動車業界では、インフォテインメントシステムやSDV(ソフトウェア・デファインド・ビークル)の登場により、製品価値がソフトウェア次第で大きく左右される時代に突入しています。このような高度な要求に応えるためには、短期間で機能をリリースしつつ、品質を確保する体制が不可欠です。
アジャイルを適用する3つのメリット
開発手法にアジャイルを適用いただくことで、製造業が抱える課題に対して以下のような成果を実現できます。
迅速に市場へ対応できる
市場は刻々と変化し、それに伴い実装すべき機能の優先順位も常に変化します。固定的な計画に基づいた開発プロセスでは、これらの変化に迅速に対応することができません。 スクラムによるアジャイル開発は、変化を前提としています。この仕組みにより、不確実性を受け入れ、乗り越える力を発揮する開発手法と言えます。
現場のフィードバックを活かした改善ができる
アジャイルの本質的なメリットは、スプリントごとの短いリリースサイクルで高速にフィードバックループを回せる点にあります。このプロセスは、得られたフィードバックをもとに継続的に改善を重ねることで、時間とともにプロダクトの価値が積み上がる「複利」の考え方に似ています。結果として、早い段階での改善がさらなる価値を生む効率的な開発が可能になります。
透明性の確保とリスク軽減ができる
各種ツールを活用したプロジェクト管理に加え、スプリントごとの定期的なレビューやステークホルダー間の密なコミュニケーションを通じて、進捗や課題を早期に共有。チーム全体で状況を把握しやすくなり、透明性を確保することでリスクを大幅に低減します。
4,000社以上の支援実績のあるクラスメソッドが
貴社の課題解決を技術で支援します
クラスメソッドの実践的なアジャイル導入支援
クラスメソッドは、製造業特有の課題に特化したアジャイル導入支援を提供しています。
多くのスクラム案件を手がけてきた実績から、以下のような実践的な支援が可能です。
現場の課題に即した体制構築
現場と開発チームの連携強化を重視し、初期段階からエンジニアや管理者が納得できるプロセスを設計します。
スモールスタートによる効果実証
小規模プロジェクトでのPoCを通じ、アジャイルの効果を短期間で確認可能。
各種ツールの導入と教育
各種ツールの導入支援と、継続的なトレーニングを通じて、現場へのアジャイル文化の浸透をサポートします。
実績のあるスクラム導入を通じて、製造業の競争力強化をお手伝いします。ぜひ、クラスメソッドのアジャイル支援をご体感ください。
製造業の未来を切り拓くアジャイル研修とは
4つの研修プログラムを必要に応じて組み合わせていただくことで、アジャイル手法を効果的に導入し、貴社の競争力向上を支援します。
アジャイル超入門
アジャイルの基本を学び、現代のビジネスにおける必要性を理解します。歴史や具体例を交えながら、アジャイルの効果と活用方法を明確化し、基礎知識を身につけることで、組織全体での導入準備を整えます。
スクラム基礎研修
スクラムはアジャイル手法の一つで、チームの生産性向上を目指すフレームワークです。本研修では、スクラムの基礎から役割やプロセスの詳細を学び、経験主義的アプローチやスクラムガイドに記載されていない重要なポイントにも触れることで、実践的な理解を深めます。
プロダクトバックログ研修
プロダクトバックログとは、プロジェクトで実現すべき機能やアイデアを整理し、優先順位をつけたリストのことです。スクラムによる開発サイクルをスムーズに行うためには、このリストを適切に管理することがとても重要です。プロダクトの価値を最大化するために、どのようにプロダクトバックログを作成・整理すればよいかを学びます。価値を定義するビジネスモデルキャンバスや、必要な機能をわかりやすく整理するユーザーストーリーマッピングを活用し、より良いプロダクトバックログの作成を目指します。
スクラム実践研修
スクラムによる開発を実際に体験することで、理論だけでは得られない実践的なスキルを身につけます。チームでの議事開発を通じて、スクラムのプロセスや役割を体感し、現場での活用力を高めることを目的としています。スクラム未経験の方でも参加しやすく、実践に直結する学びが得られる研修です。
開催形式例 | アジャイル超入門 | スクラム基礎研修 | プロダクトバックログ研修 | スクラム実践研修 |
---|---|---|---|---|
想定時間 | 2時間 | 1〜2日間 | 1日間 | 3〜4日間 |
想定人数 | 5名〜20名 | 5名〜20名 | 5名〜20名 | 5名〜20名 |
オンライン開催 | ○ | × | × | × |
オフライン開催 | ○ | ○ | ○ | ○ |
こんなサービスもご用意しています
実際のプロダクト開発をお客様と共に行う「伴走型開発」サービスを併用することで、研修で得た知識を実際のプロジェクトに活かすことができ、さらなる成果が期待できます。
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製造業におけるアジャイル開発事例
お客様の声
- これまでアジャイル開発についてイメージが湧いていませんでしたが、クラスメソッド様の勉強会に参加したことで理解が深まりました。スクラムについても全く知らなかった私にとっては、スクラムがどのような方法なのかを知る良い機会となり、チームでの協力の大切さを改めて実感しました。今回、プロジェクトメンバー全員が同じ研修を受けたことで、アジャイルやスクラムの考え方がチーム内で共有できたと感じました。
- アジャイル開発とスクラムについて独学だけでは分からない点も多々ある中で、クラスメソッド様の研修を受講することで、何をポイントにして取り組んでいくか理解できました。アジャイル開発及びスクラムチームでの活動をこれから取り入れたいと考えている方には最適な研修だと思います。
- 実際にアジャイル開発やスクラムフレームワークを活用している開発者以外の営業や企画、管理職の方も受講したので、開発側がどのような開発プロセスでやっているのか理解して頂くきっかけになりました。研修内容としては、座学のあとに実際にグループワークで理解を深めるを繰り返すことにより、身に付けられたので開発者以外にも理解しやすく大変良かったです。
クラスメソッドの実践的なスクラム支援
クラスメソッドは、豊富な実績を活かし、製造業に特化した実践的なスクラム支援を提供します。研修に留まらず、実際にスクラムを活用する現場経験を持つエンジニアが現場さながらの開発体験をサポート。これにより、スクラムの本質を理解し、実践的スキルを身につけられます。
また、具体的な事例を交えた学習を通じて、スクラム理論の現場適用を学びます。製造業のニーズに即したアジャイル開発体制の構築を支援し、競争力向上に貢献します。
研修担当講師
上戸鎖保幸
2020年9月にクラスメソッドに入社し、札幌オフィスでスクラムマスターとピープルマネージャーを担当。AWS認定資格(CLF, DVA)を保有。地方SIer時代に金融系プロジェクトの設計・開発・業務改善を経験し、フリーランスを経て現職へ。現在は強いエンジニアリングチームの構築に注力し、成果を最大化する組織作りに取り組んでいます。
保有資格:認定スクラムマスター(CSM), 認定スクラムプロダクトオーナー(CSPO), 認定スクラムディベロッパー(A-CSD)
野村敏昭
2023年1月にクラスメソッドに入社し、スクラムマスターとして活動中。これまでメーカー系ソフトウェア会社での経験を経て、現在はスクラム導入支援やアジャイル・スクラム研修の講師、案件でのスクラムマスター業務を担当。アジャイル入門研修から案件導入まで、一貫したサポートでチームの成長と成功に貢献しています。
坂口努
2018年9月にクラスメソッドに入社し、現在はスクラムマスターを担当。入社前はCADオペレーターやWindowsドライバー開発、組み込み開発を経験。入社後はDevelopersIO CAFEのセンサー開発やバックエンドエンジニアを経てスクラムマスターに。IoTとエッジ領域が好きで、技術とチームをつなぐ役割に注力しています。
こんなかたにおすすめです
当社のアジャイル研修は、以下のようなニーズを持つお客様に最適です。
組織でのアジャイル推進を目指すDX担当者
アジャイルを導入したいが、まだ漠然とした理解しかない方を対象に、基礎から具体的な導入ステップまでを学び、DX推進におけるアジャイルの役割を明確にします。
ステークホルダーへの説明に悩むプロジェクト責任者
アジャイルの価値を自社のステークホルダーにうまく説明したいが自信がない、そういう方は、実践的な研修でアジャイルの概念や利点を効率的に理解し、アジャイル開発に対する解像度を上げることができます。
自社エンジニアへのアジャイル導入を検討する部門担当者
アジャイルによる開発経験のないエンジニア向けに、従来の開発手法とアジャイルによる開発手法の違いを理解し、スムーズな移行をサポートするための知識を提供します。
お問い合わせ
下にフォームが表示されない場合は、お手数ですが info@classmethod.jp までご連絡ください。
2024年12月23日(月)から2025年1月5日(日)まで、年末年始による休業とさせていただきます。
上記期間中にいただいたお問い合わせにつきましては2025年1月6日(月)より順次対応いたします。
なお、メンバーズ会員様へのサポートは年末年始も継続しておりますので、クラスメソッドメンバーズポータルからご連絡ください。