ドローン撮影画像3D化サービスのサーバーレス環境構築支援

朝日航洋は、ヘリコプターとビジネスジェット機を軸とした「航空事業」、国内屈指の計測技術を駆使した「空間情報事業」という2つの事業を核に展開する"情報未来のオンリーワン企業"です。

同社が業務提携している株式会社スカイマティクスが2017年12月に発表した3Dデータ生成サービス「くみき」は、ドローンで撮影した連続写真データをクラウド環境にアップロードするだけで、短時間かつ自動的に3D・標高差・オルソ画像を作成できるものです。100万円以上の価格帯が主流だった従来のサービスに比べ、月額3000円からという圧倒的な低価格で利用が可能。かつ、専門知識が不要で簡単にデータ処理を行える点などで発表以来大きな注目を集めています。

フロントのインターフェースにはAPI GatewayとAWS Lambdaを、バックエンドの処理ではAWS Batchを利用するなどサーバーレスサービスを組み合わせています。データ生成の自動処理はリクエストに応じて処理を行うため、AWS Lambdaを利用することにより処理の実行回数に応じたコストに抑えることができました。これにより、インフラのメンテナンスコストとAWS利用コスト削減を実現しました。

特にAWS Batchにより負荷が高い処理についてもスケーラビリティを保ちつつ、低コストを実現できる構成となりました。サーバーレスアーキテクチャを採用した先進的なシステム環境により、「くみき」の安価かつ高品質なサービス提供を可能にしました。