美容化粧品やヘルスケア関連商品の企画開発からEコマースを含む販売まで幅広く事業を展開する株式会社I-ne(アイエヌイー)。「Chain of Happiness」を追求し、BOTANIST、SALONIAなどのブランドのプロダクトで人々の暮らしに寄り添っています。クラスメソッドは、このたび同社のデータ分析をより快適に行うために統合基盤「CSアナリティクス」を提供しました。
“経営の数字”可視化を支えるデータ分析
各事業が成長を続ける一方、同社では次第に商品売上などをもとにしたデータ分析が困難になってきました。既存環境としてAmazon RDSに蓄積しているデータの運用負荷の拡大、またリレーションの煩雑化やデータ更新など、安定的なデータ活用の妨げとなる様々な課題が顕在化し、仕組みの改善が不可欠だったそうです。
データ統合基盤の導入からスキルトランスファーまで
今回のプロジェクトは、データ統合・分析に関する機能やツール群をパッケージした「CSアナリティクス」導入におけるインフラ構築からデータマート開発支援まで約3カ月間にわたって進行しました。
また、クラスメソッドは初期導入から納品後の運用も視野に入れスキルトランスファーに注力。同社経営管理本部 情報戦略部 情報システム課 浅利修次様からは「弊社が自走できるところまで支援していただくことができ感謝しております。リレーション図を作成したことで私たちの知識もアップデートができました」とコメントを頂戴しています。
このほか「AWSの知識やデータベース構成、運用のご支援は申し分ないと思います。開発はバックログで管理していただき、連絡は弊社が利用しているチャットツールで円滑に連携ができたこともポイントの1つです」(浅利様)と、コミュニケーションの部分でもスムーズに進められました。
データ更新の大幅削減と属人化からの解放
支援前はデータ変換やアップロード作業を手動で行っており、更新遅延やミスが発生することがあったという同社。CSアナリティクスを基盤とした現在のデータウェアハウス環境ではスムーズに日々最新のデータが見られるようになったとのことです。「データ自動化はもちろん、作業の属人化もなくなり、データ更新にかかる工数が大幅に減りました」と効果を実感いただいています。
今後はデータを他部署でも活用できるよう統合基盤のアップグレードを継続し、経営層から各部門のKPIにつながるようなデータマネジメントを次の一手に考えるI-ne。同社のデータドリブン経営実現に向けて、クラスメソッドも継続的な支援を心がけてまいります。