DevOpsに対応したリアルタイム気象情報サービス「KAZAMIDORI」のサーバーレス環境

株式会社かもめや

公開日:2018年8月10日

気象情報をリアルタイムで取得・表示する「KAZAMIDORI」

香川県高松市を拠点とする株式会社かもめやは、2016年の設立時よりドローンを駆使した無人物流システムの開発やIoTを活用した先進的なサービス展開により注目を集める企業です。

同社が開発したアプリ「KAZAMIDORI」は、従来の天気予報サービスとは異なり、気象観測装置が設置されている地点の “いま”の気象情報を見られるサービスです。対応する基地局から送られる風速、風向、気温、湿度、気圧、雨量などの最新情報や定点観測データをiOS/Androidのアプリ上で表示することができます。今回クラスメソッドは、KAZAMIDORIアプリのバックエンド部分における技術支援を実施しました。

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先端的手法で実現したサーバーレスアーキテクチャ

クラスメソッドでは機能面の要件を満たすだけでなく、同社の「サーバーを運用する手間を減らしたい」という要望に対してAWSを利用したサーバーレスアーキテクチャを提案し構築しました。

具体的には、IoTプラットフォーム「sakura.io」から気象観測装置のデータを受けるためにAWS IoTを使用し、現在〜過去の情報を集計するためにAmazon Kinesis Data Analytics、認証・認可にAmazon Cognito、集計結果の保存にAmazon DynamoDBやS3、またiOS/AndroidアプリからリクエストするAPIはAPI Gateway/Lambdaを組み合わせて実現しました。これらフルマネージドなサービスを利用することによってサーバーの運用を極力減らしました。

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また、お客様自身が簡単な修正とデプロイを行うことも考慮の上で、DevOpsを加速させるためのCI/CD環境としてAWSでは定番となっているCodeCommit/CodeBuild/CodePipeline/CloudFormationといったサービス群、そしてサーバーレス構成に必要なServerless Application Modelを選択しています。

これらの環境を適用したことにより、Web画面の簡単な操作で開発系環境から本番環境のデプロイを可能にするなど、デプロイのリードタイム短縮と安全性確保の両立を実現しました。
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この事例はIoTインフラ開発支援サービスをご利用いただいています

クラスメソッドはIoTデバイスを扱うためのフルマネージドサービスAWS IoTを活用した技術支援を行っています。大規模サービスに適したサーバーレス環境の構築から社内検証のためのPoCまでエンジニアが幅広くサポートします。

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