EdTech分野のイノベーションを加速する“英語教育3.0”を推進
2007年創業のレアジョブは「日本人1,000万人を英語が話せるようにする」というサービスミッションを掲げ、1日15,000件以上のレッスンを提供するオンライン英会話サービス「レアジョブ英会話」などを展開する企業です。現在は教育とテクノロジーを融合させたEdTech分野のイノベーションを加速させる“英語教育3.0”を推進しています。
約4,000名の講師と約60万人のユーザーが利用し、月間PVは数百万にもおよぶ同社の大型オンラインサービスに、Amazon Web Services(AWS)とクラスメソッドの支援が活用されています。
ノウハウが豊富なAWSを選択
当初レアジョブは、レッスン予約や講師側の予約確認システムの基盤として他社が提供するパブリッククラウドサービスを採用していました。しかし、度重なる障害などによる安定したサービス提供に不安を感じ、システムの信頼性を高める目的でほかのクラウドサービスの活用を検討しはじめました。
同社のサービス開発とインフラ運用を行う国内外のメンバーで協議した結果、国外開発拠点のフィリピンでも知名度があり、技術を習得しやすいAWSを移行先として選定しました。そして導入にあたり、AWS管理代行・支援サービス「クラスメソッドメンバーズ」にも契約します。
一方的な技術支援で終わらない自社エンジニアのスキルアップに期待
クラスメソッドを技術パートナーに選んだ背景は、当社の技術メディア「Developers.IO」に数多く投稿されるAWS関連記事に裏付けられた技術面の信頼が高かった点にありました。それに加え、当社のAWS技術支援とコンサルティングサービスが一過性の作業代行に留まらず、支援ノウハウの共有を通じてレアジョブ側のスキルアップにつなげられる点もその後押しとなりました。
AWSの導入と環境移行にあたり、クラスメソッドはデータベースのリードレプリカ冗長化、メール配信で採用するAWSのサービス検討などの設計支援を行いました。移行に際してはデータを安全かつ効率的に移すための移行方式、IAMユーザーの管理方針の検討などもコンサルティングを行っています。
また、AWSのベストプラクティスに基づいたネットワーク設計など、約50台のAmazon EC2、約15台のAmazon RDSが用いられたインフラを広範囲でサポートしています。
インフラ側の負担軽減とチームのモチベーション向上を達成
今回の移行では、AWS導入に先駆けてレアジョブの開発メンバーでもシステムを自由に触れるテスト環境をクラスメソッドが提供しました。これにより、簡単に事前検証が行えたことから、インフラ側の負担が大きく軽減できました。さらに、AWSを利用して新しいことにチャレンジできる環境が整い、チームのモチベーションが高まったというご評価をいただきました。また、AWS構築運用のノウハウ提供のほか、要望を聞いた上でさらに踏み込んだ提案を行うといった技術サポートでも貢献できたことを実感しています。
同社は今後、新たなサービスに関わるシステムでAWS LambdaやAPI Gatewayの利用など、さらにAWSの利用範囲を広げる予定です。AWSを活用した同社の取り組みと発展に、クラスメソッドはこれからも寄与してまいります。