サマンサタバサのブランド力を支える“おもてなし”の信頼関係
サマンサタバサジャパンリミテッドは、バッグから革小物・ジュエリー・アパレル・ゴルフ・スイーツと常に新しい事業に挑戦し続け、2012年にスタートしたEC事業、2013年開始のSCブランドも急成長を遂げる企業です。2017年11月現在で国内店舗数は400を越え、海外では「ONE ASIA=ONE SAMANTHA」のメッセージを掲げ、アジア市場で計40店舗を越える出店や、中国のECサイト「Tmall」でオンライン販売を展開しています。
ブランドパワーの源泉は、店舗での「人対人」の接客、笑顔、おもてなしにあります。年に何回もスタッフに会いに来てくださるお客様や、初めてのお客様をはじめとするすべてのお客様に喜んでいただくこと、そしてそのためにはスタッフ自身が毎日楽しむことが重要です。全店のスタッフが、ファッション知識の深化や個々のお客様との「接客を超えた信頼関係」を築けるよう積極的に取り組んでいます。
サマンサタバサ日本限定アプリで "スマホで接客"を可能に
サマンサタバサ公式iOS/Androidアプリでは、新作や限定商品、イベントなどの情報が閲覧できるほか、店舗検索やオンラインショップなどが利用可能です。また、サマンサメンバーズカードとしての機能も備えています。
最新バージョンでは、ショップスタッフからアプリ上で接客を受けられる「お知らせ」機能を追加。ショップスタッフをQRコードからフォローすることで、オススメの商品やショップのお知らせを個別に受け取ることができ、さらには個別に質問や相談などができます。
アプリ上でのスタッフとの1対1のコミュニケーションに加えて、入店客数のセンサーと連動して周辺顧客に直接アプローチができる機能を備え、集客の最適化を図ります。
クラスメソッド社が選ばれた理由
サマンサタバサがクラスメソッドにアプリ開発のご依頼をいただいた背景には2つの理由があります。
1つは提案内容です。クラスメソッドはコンサルティング段階から丁寧で具体的なヒアリングに努めました。そうした中でUI/UXを含めた提案にご納得いただけたこと、将来的に行いたい施策の拡張開発なども提案できる実績も備えていたことで信頼を得られました。
2つ目は日々変容するビジネス環境に適応できる、柔軟性のあるアプリ開発実績、AWS利用の知見などが同社の安心につながった点です。クラスメソッドは飲食・小売チェーン等でのモバイルアプリを中心とした大規模オムニチャネル案件での開発運用実績を持っています。
アプリ開発以後もクラスメソッドは積極的にサマンサタバサのアプリをご支援し、同社のブランド力の強化をサポートいたします。
マネージドGraphQLサービス「AWS AppSync」を活用
スタッフとお客様がやり取りする「お知らせ」機能のバックエンドには、AWS AppSyncを採用。通常では大規模なシステムが必要となるメッセージングアーキテクチャを、サーバーレスで実現しました。
アプリ寄りのインターフェースをシンプルに定義可能なGraphQLの利点を活かし、高機能なメッセージングアーキテクチャを短期間・短納期で提供いたしました。
アプリ開発・運用サービス「カスタマーストーリーモバイル」を活用
サマンサタバサのモバイルアプリ開発にあたって、適切なタイミングでのPush配信、コンテンツ配信やキャンペーン運用が可能な管理画面は不可欠な要素です。クラスメソッドは、このような基本機能をゼロから開発するのではなく、アパレルを中心とした小売向けのモバイルアプリに必要な機能をパッケージした開発・運用サービス「カスタマーストーリーモバイル(CSモバイル)」で用意し、必要なところはカスタマイズ開発を行うことにより、素早くアプリを提供することができました。
CSモバイルは、事業会社がお客様のユーザー体験を高めるために必要不可欠な機能を拡充していきます。
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