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生活者と企業をつなぐ新しいマーケティングインフラをAWSで実現

株式会社ドゥ・ハウス様

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リアルな情報でマーケティングを支援

ドゥ・ハウスは、国内・海外でマーケティングサービスを提供している事業者です。
1980年の設立当初から「DOさん」と呼ばれる主婦のネットワークを駆使して主婦の目線を生かした新商品開発などをしており、「主婦産業の創造」を掲げています。そして、アナログ・デジタル双方で、クチコミプロモーションや定性リサーチを含めた幅広いサービスを提供し、多くの実績とノウハウを蓄積しています。

同社は、生活者と流通という2つのマーケットに対して、“クチコミ”をベースとしたプロモーションサービスと“定性情報”をベースとしたリサーチサービスを提供しています。これらの2つを連携的に提供できるのが特徴で、リサーチの結果をプロモーションに反映したり、プロモーションの効果をリサーチで分析したりといった、高度なマーケティング活動を行うことができます。

「私たちが得意とする“店頭リサーチ”では、生活者、生産者、売り場の三者について、それぞれの情報や課題を分析し、改善・解決を支援します。生活者が何を考えながら買い物をしているか、生産者が抱えている問題とは何か、売り場・呼び込みはどのようにしたほうがよいか。そうしたリアルな情報を提供できるのが、私たちの強みです」と、同社の並木啓剛様は述べています。

またドゥ・ハウスは、大規模な“生活者ネットワーク”にも強みを持っています。例えば、リサーチ・ネットワーク「きかせて.net」は15万人、プロモーション・ネットワーク「モラタメ.net」には85万人のユーザーが登録されており、他サービスと合わせて全6ネットワークで550万人の生活者を有しています。だからこそ、リアルな生活・店頭の事実をリサーチでき、効果的なプロモーションを実施できるというわけです。

生活者にコンタクトできる新しいマーケティングサービス

ドゥ・ハウスでは、こうした生活者ネットワークを活用し、「Connect-C」という新しいサービスを開発しました。モニター(生活者)、メーカー、小売業者の三者をつなぐコミュニケーションプラットフォームと呼んでよいでしょう。

モニターは、日々の買い物のレシート画像をConnect-Cにアップロードし、チェーン店名や来店頻度・動機、商品に関するアンケートなどに回答します。これらのデータは、ドゥ・ハウスの精査を経て集計データとして蓄積されます。メーカーや小売業者は、これらのデータを閲覧できるほか、モニターを招待して専用のコミュニティを作り、チャットルームでコミュニケーションを取ることも可能です。

「画像投稿やチャットルームは、私たちにとっても新しい試みでした。画像が蓄積され、コミュニケーションが行われることによって、どれほどのインフラが必要になるのかを予測することは困難です。そのため、拡張性・柔軟性に富んだインフラが必要だと考えました」と、並木様は振り返ります。

もともとドゥ・ハウスでは、プライベートクラウドを構築し、生活者ネットワークのWebインフラなどを搭載していましたが、運用は外部事業者に委任していたことから、迅速性に欠けることが課題の1つでした。変更や拡張に多くのコストや時間がかかってしまうようでは、新しいConnect-Cのサービスには適しません。

そこで同社は、実績や評価が高く、情報やノウハウも蓄積されているパブリッククラウドとして、Amazon Web Services(AWS)を活用することにしました。

的確な指導によって、Auto ScalingもAthenaも自ら環境構築

ドゥ・ハウスは、AWSを活用してConnect-Cのインフラを構築するにあたり、外部の技術的な支援が必要だと判断しました。同社の山口浩二様も、AWSで業務システムを構築・運用してきた経験はありましたが、商用サービスを提供するには知識が不足していると感じていました。

「Connect-Cは新しいサービスであるため、“正解”を出すことが困難です。AWSの先進的なサービスを最大限に活用でき、柔軟な提案を提供してくれるベンダーが必要でした。以前から『Developers.IO』を愛読し、助けられていたため、クラスメソッドに相談してみようと考えました」(山口様)

Connect-Cは当初、スモールスタートすることが前提ではありましたが、注力しているサービスでもあります。規模が拡大したときにも安定的にサービスを提供するには、安心して運用を任せられるベンダーが必要です。並木様らは、提案の的確さやレスポンスの早さを高く評価し、Connect-Cの開発パートナーとしてクラスメソッドを選びました。


構築されたConnect-Cのインフラは図のとおりです。投稿されたレシート画像は、いったんAmazon S3に格納したのち、外部の画像分析サービスを活用して文字認識を実行しています。

infrastructure for dohouse
ポイントの1つは、負荷状況に応じて自動的にスケールする「AWS Auto Scaling」を採用したことです。これにより、運用負荷を肥大化せずに、拡張性・安定性を確保することができました。

ただし注意したいのは、Auto Scalingによってインスタンスが自動停止すると、そのログも削除されてしまう点です。ログを外部に保管することはできますが、個々のサーバーの状況を後追いするのは困難です。

そこでクラスメソッドは、「Amazon Athena」を活用する手法を提案しました。Athenaを利用すれば、管理サーバーなどが必要ないシンプルな構成で、ログ分析の機能が整います。

「クラスメソッドに依頼してよかったと思うのは、単なる構築や運用だけでなく、技術指導まで行ってくれたところです。実は、AthenaをConnect-Cに実装したのは私自身です。私はアプリケーションエンジニアですが、方法を丁寧にわかりやすくご教示くださったので、間違うことなくセッティングすることができました」(山口様)

そもそもクラスメソッドが構築したのは、Connect-Cの開発環境のみで、本番環境は手法を学んだ山口様が実施したのです。並木様も「このようなベンダーは非常に希少」と驚いています。

力強いサポートがあるから、自信を持ってチャレンジできる

Connect-Cのインフラは、2017年末ごろに完成し、徐々に企業ユーザーも増えてきました。AWSを採用したことで、オートスケーリングを含めて非常に安定的なインフラを構成でき、2018年度には本格的な展開を行って、ユーザーを増やしていきたいと両様は意気込んでいます。

クラスメソッドのサポートについて、山口様は「早くて的確。あいまいな質問でも的確な答えが素早く返ってくるため、自信を持って“やってみよう”という思いになれます。すでに他のサービスの1つを、自分でAWSに移行することができました。クラスメソッドの指導がなければ、到底できなかったことでしょう」と述べています。

また並木様は、こうした内製強化などの潜在的なメリットを含めて、クラスメソッドを選ぶことで「非常に高い投資効果があった」と評価しています。今後もクラスメソッドは、先端技術・最新サービスを追い続け、ドゥ・ハウスの最先端のマーケティング事業を支えていきます。

インタビューご協力

株式会社ドゥ・ハウス
MC&リサーチグループ 店頭リサーチ事業部 マネジャ / 店頭リサーチシステム部 マネジャ
並木啓剛様

MC&リサーチグループ店頭リサーチシステム部 / モラタメグループ モラタメ・テンタメシステム開発部
山口浩二様

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