“テクノロジーパートナー”として継続的にアプリ開発
柱には事業理解とチームの提案

株式会社パル

プロモーション推進部WEB事業推進室兼コミュニケーションデザイン室 執行役員 堀田覚様

公開日:2022年9月29日

  • パッケージサービスを活用してモバイルアプリ公開
  • コミュニケーション主体のアプリにEC要素追加の要望
  • 従来の機能も改善を続けたい

  • 専任チームの開発によるアプリリニューアル
  • 登録会員数は4倍増、アプリのEC貢献割合も飛躍的に向上
  • 事業・ユーザーに寄り添った開発・デザイン知見を継続提供

カジュアルなベーシックアイテムを中心に揃え支持を集める「CIAOPANIC」や高感度な雑貨を手頃な価格で提供する「3COINS」など、計60種類以上のブランドを展開するアパレル・雑貨の小売企業のパル。多岐にわたるブランド展開には、創業から変わらぬボトムアップの姿勢が大きく作用しています。

同社のiOS/Androidアプリ「PAL CLOSET」は、スタッフと顧客のコミュニケーションに焦点を当てた設計で、2018年6月に大規模なリニューアルを行いました。その結果、4年間でECアプリとしても大きく成長し、売り上げもインパクトを増すなかでのアプリ開発方針の変遷や実績、そして展望について堀田覚様に伺いました。

コミュニケーションアプリから「快適なECアプリ」へ

2018年度時点で121万人だったネイティブアプリ「PAL CLOSET」の会員数は、2022年7月現在600万人を超える数へと成長しています。実店舗に来店された顧客の会員化と、スタッフによるブログやコーディネートを重視してスタートしたアプリですが、この4年間で“ECアプリ”としての機能・UI強化を進めてきました。

「アプリリリース当初、EC機能はWebサイト経由がベースで、アプリは二次的なものでした。そのためアプリ内のECはWebビューが多かったのですが、今は主要なページはアプリネイティブ化を進めています。EC拡大に従って、お客様から『アプリで商品を見たい』という要望が多かったんですね。転換期に来ていると感じています」(堀田さん)

初期バージョンのパッケージサービスからカスタムメイドに変更していくなかで、ECの体験が快適になるよう、クラスメソッドからは技術面をはじめ様々な提案を行い、実装してきました。結果、アイテム(商品)やホームタブの設置、それらの操作を直感的で自然に行うためのオブジェクト指向UI(OOUI)をベースにしたインターフェース改善、決済方法の拡充などが現在までに実装されています。

「UI、デザインについては、クラスメソッドから『こうやったら使いやすいんじゃないか』と提案していただくことが多く、ありがたいですね。例えばECサイトは画像データが多く表示速度が重いという課題がありましたが、画像をアプリに持たせることで表示速度はかなり改善しご好評をいただいています。購入頻度の高いユーザーほどアプリから購入しているんですよ」(堀田さん)

「PAL CLOSET」は、アプリにチェックインすると1日1ポイントがプレゼントされる「Check-in ポイント」を実施しています。このため、毎日アプリを開いているお客様も少なくありません。お客様とブランドを“快適に”繋ぐ役割も、アプリの大切な役割となっています。

アプリ当初からの思想を受け継いだ、お客様がスタッフと直接つながることができる機能についても、お店からお客様へのダイレクトメッセージ送信機能を追加するなど、継続的に強化し続けています。

ベンダーやSaaSとの連携は事業会社にとって不可欠

2018年以降もクラスメソッドはiOS担当、Android担当、UIデザイナー、そしてプロジェクトマネージャというチームで4年間、継続的な開発を続けてきました。

「2018年にアプリ開発をクラスメソッドとご一緒した時、その知見やエンジニアの方々のスキルなど含めて今後もご一緒したいと思ったので、そのまま開発をお願いすることにしました。複数のベンダーが関わっているので、最初はちょっとベンダー間の齟齬も多くて難しかったことも多いと思いますが、時間が経ってコミュニケーションコストも徐々に減ってきたんじゃないかと思っています」(堀田さん)

パルでは、ECを始め複数のシステムをそれぞれベンダーに委託しています。仕様の理解、間を繋ぐ調整、すみ分けをどうするかはパルの社内で行っています。そして執行役員である堀田さん自身も、プロジェクト関係者の誰よりも多くアプリにアクセスし、日々動向に目を配って課題把握に務めているのだとか。

「プロジェクトには、お客様、社内の状況、データなど様々な課題が常にあり、全てつながっているので、総合的に判断しないと難しいことが多いんですね。将来的なことも考えて、優先順位を決めて判断をしないといけない。これは我々パルがやらなければならないことですので、適宜判断をしています」(堀田さん)

専門性をもったベンダーに加え、時代に合ったSaaSをベンチャー企業と共に取り組んで積極的に導入しているところは、同社のシステムにおいて特徴的です。

「我々はファッションや雑貨を売るというところが最終的なアウトプットとなる事業会社です。様々な専門性を持ったエンジニアを網羅的に社内で抱えるのは難しいですから、そこはベンダーさんと長いお付き合いの中でご支援いただいています。SaaSは保守もお願いできますし、進化もしてくれる。このようなサービスを活用することは、我々事業会社にとって今後欠かせないことだと思います」(堀田さん)

快適で使いやすいアプリ開発の基となる事業理解

2021年度のグループ全体の自社EC売上は128億で、うち約半数がアプリ経由となっており、アプリのビジネス貢献度は非常に高くなっています。アプリからの購買が増えている現状を踏まえ、今後さらにアプリ開発を積極的に行っていきたいと考えるパルですが、それは単に機能追加、というだけではないと言います。

「アプリは“欲張り”になりすぎると良さが失われるように思います。コンテンツリッチということも求められているのですが、快適さと単純さを共存させなければならない。難しいところですが、取捨選択が必要ですね。リリース当初からは利用者の規模感も変わってきたので、抜本的な課題も解決したい。そのために今後はクラスメソッドとさらに密にやり取りをして開発を進めていきたいと考えています」(堀田さん)

アプリ当初からの思想を受け継いだ部分では、店舗に来店したお客様がスタッフと直接繋がることができる機能を継続的に強化しています。昨年には、お店からお客様へのダイレクトメッセージ送信機能を追加しました。

「パルのお客様が求めるのは、先端テクノロジー体験ではなく『結果として便利』ということです。お付き合いするなかで、クラスメソッドはパルが何に価値を置いているのか、販売スタッフとお客様がどのようにコミュニケーションを取っているのかなど、事業を勉強してくださっているのがよくわかります。事業への理解はとても大変でしょうし、結果としてご提案に唐突さや違和感が無いところもありがたいですね」(堀田さん)

テクノロジーパートナーとしてのクラスメソッド

クラスメソッドは現在、パルのネイティブアプリ開発だけでなく、BIツール・Lookerを用いたデータ分析の可視化や、2020年当時まだパイロット段階だった「LINEミニアプリ」開発など多面的な技術支援を展開しています。

「今後お客様により満足していただくためには、アプリの体験価値をさらに上げるのが必要だろうなと感じています。クラスメソッドは、テクノロジーの先端を走っていらっしゃる会社だという印象を当初から持っていて、そこは今も変わりません。高い技術レベルと知見をお持ちなので、仕様の齟齬も発生せず、安心して仕事をご一緒させていただいています。今後も弊社の“テクノロジーパートナーと”して、クラスメソッドならではのご提案いただいたり、お力をお借りられればと思っています」(堀田さん)

クラスメソッドはこれからも、様々なテクノロジーの知見をもって、パルの企業活動を継続してサポートしてまいります。

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