日々の食を支えるインフラ
東果大阪は、大阪を拠点とする青果物の卸売企業です。日本全国をはじめとした世界各国の生産者から新鮮な青果物を集め、多種多様な野菜や果物が毎日安定的に小売店や飲食店に届けられるように卸売を行っています。1964年に創業して以来、約50年にわたって大阪の青果物流通の拠点として地域の食を支えるインフラの一端を担っています。
AWS活用で安定・安心・低コストを実現
同社では社内のサーバールームをVPNでAmazon Web Services(AWS)上に拡張し、社内向けシステムの一部をAWS上で運用しています。オンプレミスの高速性とAWSの拡張性をそれぞれ活かし、快適で安定した情報システム基盤作りに取り組んでいます。
例えば、ファイルサーバーを社内とAWSにそれぞれ配置して両者をDFSで同期させています。これにより、普段はクライアントからネットワーク的に近い社内のサーバーに高速にアクセスしつつ、障害時にはAWS側のサーバーに即時かつ自動で切り替わる体制を構築しています。
また、ActiveDirectoryのドメインコントローラも社内とAWSで冗長化しています。AWS側のドメインコントローラを最小限のスペックで稼働させることにより、社内の同じサーバールーム内だけで冗長構成を取っていた頃よりも低コストでより障害に強い構成を実現しています。
社内処理の快適化と運用コストダウンに成功
東果大阪では総合支援サービス「クラスメソッドメンバーズ」を通してAWS利用料の円建て請求書決済、Amazon EC2のリザーブドインスタンスをはじめとした利用料金の割引といったサービスを受けています。これにより、AWSと直接契約していた頃に比べ、社内の決済処理の簡素化とコストダウンを同時に実現することができました。
今後もクラスメソッドは、同社のAWS利用をサポートしてまいります。