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ブラックボックス化したシステムを
再構築でクリアにする技術支援

株式会社アイデンティティー様

デベロップメント ディビジョン リーダー 塩野託麻様

  • AWS
  • クラスメソッドメンバーズ

ITエンジニアと企業をマッチングさせるサービスを展開する株式会社アイデンティティー。主に20代後半から40代前半のWebアプリエンジニアの転職をサポートしています。

2017年にサービスを始めた際には、社内のエンジニアでインフラ環境の構築・運用をしていました。しかし、当時AWSの環境を作ったエンジニアが退職。仕様・設計・ノウハウが社内からなくなってしまいました。安定稼働のピンチと感じた同社は、外部リソースの活用に目を向けました。

そこで契約したのがクラスメソッドの「クラスメソッドメンバーズ」プレミアムプランでした。クラスメソッドがどのような支援を提供したのかご紹介します。

急なエンジニアの退職で仕様が不透明に

お話を伺ったのはデベロップメントディビジョン リーダーの塩野託麻様です。まずは当時の状況からお聞きしました。

「サービスのローンチは2017年1月です。そのときからAWSで運用しており、内部のエンジニアで回していました。ところがその年に、AWSの環境を構築したエンジニアが退職してしまったのです。構築方法などに関するドキュメントが残っておらず、サービスの安定稼働に不安がありました」

塩野様はコードや設定ファイルから仕様を解き明かす努力もしましたが、完全にクリアな状態にはなりません。さらにそのタイミングで、ユーザー数も伸びていきます。どんどん危機感が募りました。

「WordPressへのアタックのログが増えてきました。さいわい侵入を許すことはなかったものの、セキュリティの強化も必要と感じました。そこで上長に相談し、外部企業への依頼の検討が始まりました」

親身なヒアリングが選択の決め手

「最初は時間課金で他社のコンサルティングサービスを使い、『外部ベンダーに一任しても良いのではないか。社内のエンジニアが増えてきたら内部運用に切り替えては』との助言をもらいました。またAWS関連の構築では『御三家』があると聞き、そのうち1社がクラスメソッドだったのです」

3社に話を聞き、見積もりを取った塩野様。クラスメソッドを選んだ決め手を尋ねました。

「システムを手の内に入れたいこともあり、クラウド周りを再構築したいというニーズもありました。それがクリアできることが最低条件だったのですが、そこは3社とも問題ありませんでした。

打ち合わせの中で、親密さや人当たりが最も良かったのがクラスメソッドでした。構築して運用してからもお付き合いがあることを考えると、サポートしてくれる方の人柄は大切な要素だと感じました」

当時はAWSの知識があまりなかったという塩野様は「親身になってヒアリングしてくれるのが良かった」とその頃を振り返ります。

システムの円滑な載せ替えに成功

クラスメソッドとの契約は2018年1月でした。要件定義などの打ち合わせは主にオンラインで行い、ヒアリングシートに入力していただく形で進めていきました。

塩野様は当初、懸念点が2つあったと語ります。

「1つはオンラインでのミーティングです。こちらの要望が詳細に伝わるかどうかが不安でした。もう1つは、当時の私にAWSの知識が無かったことです。一般的にどのアーキテクチャ・どの設定を採用したら良いかという判断基準がわからなかったため、システムに関するアドバイスを活かせるかどうかが心配でした」

その点はクラスメソッドのエンジニアがフォローしたことで懸念は杞憂に終わります。

「オンラインでやりとりをしていて、これは伝わりづらいな、認識の齟齬が生じているかもしれないなというポイントは、確認の電話をしてくれました。その都度確認してくれるので、手戻りが起こりにくいように打ち合わせが進みました。知識が豊富でアドバイスも的確でした」

仕様もスムーズに決定し、クラスメソッドによる環境構築も終了。AWSの上にアイデンティティーのアプリケーションを載せて、無事システムの切り替えは完了しました。

「切り替えはスムーズでした。管理画面を使っている営業部員に『何か変わったの?』『リプレースしたんだ!』と言われるくらい」

懸念だったセキュリティ周りも、サーバを多層防御する総合サーバセキュリティソフト「Trend Micro Deep Security」でご満足いただいているとのことでした。

エンジニアはスキルアップし仕様はクリアに

一から構築し直したことで、システムの仕様がクリアになった点にもご満足いただけています。

「今までは前任の担当者しか構成が分からず、私もAWSのことが分かっていませんでした。しかし今回、一から環境を作ってもらったので、サーバーの中身がホワイトボックス化しています。クラスメソッドにはシステムの仕様をドキュメントにまとめてもらいました」

さらに、構築したシステム以外でもクラスメソッドのアドバイスが重宝されています。

「今後、別のサーバーを立てる際の構築基準もできました。それまでよく分かっていなかったメモリ監視の方法も構築の際に教えていただいて、それがほかの運用にも役立っています」

何か問題があって問い合わせをすると、その解決を通してアイデンティティーにもナレッジが蓄積されていきました。

「サーバーのタイムアウトが発生したことがあったのですが、その問題の切り分けをクラスメソッドに問い合わせたことがあります。アプリケーション側に原因があることが判明し、自社で直すことができました。ただ問題を解決するだけでなく、その後は自社のノウハウになるのがありがたいです」

突然AWSの技術サポートが必要になったら

システムを熟知した担当者が不在となる事態は情報システム・サービス運営上、大きなリスクです。特に技術担当がいなくなり、構築や運用のノウハウが社内から消えると安定稼働や将来のシステム拡張に支障をきたします。

クラスメソッドは失われたナレッジを取り戻すお手伝いや、新たなノウハウをご提供しつつ顧客の技術力アップに貢献することも可能です。

急なエンジニアの退職などでお困りのシステム担当者の方は、ぜひクラスメソッドへお問い合わせください。

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