マーケティング基盤構築プロジェクトを伴走支援
「誰ひとり取り残さない」チーム強化を実現

株式会社オカムラ

オフィス環境事業本部 マーケティング本部 マーケティングコミュニケーション部
部長 佐藤香菜 様
デジタルコミュニケーショングループ 課長 中島歩 様
デジタルコミュニケーショングループ 齋藤宏次 様
株式会社オカムラ
公開日:2026年7月1日
BEFORE
  • 特定のメンバーに業務が集中しボトルネックに
  • 多数のプロジェクトが同時進行し課題が整理しきれない状況
  • メンバー間のスキル底上げが急務
AFTER
  • 業務が集中していたメンバーの負荷を伴走支援により軽減
  • 課題整理やプロジェクト管理支援により進捗を改善
  • メンバーがプロジェクト管理などのノウハウを吸収し自走可能に

人が活きる社会の実現をパーパスに掲げ、オフィスや店舗・商環境などで多様な場づくりを展開してきた株式会社オカムラ。同社のデジタルコミュニケーショングループは、オフィス環境事業のマーケティングにおいて、デジタル領域に関わる仕組みづくりと施策の展開に取り組んでいます。システム基盤構築が必要な多数のプロジェクトが同時進行するなか、デジタルコミュニケーショングループではクラスメソッドのビジネス変革(BX)チームによる伴走支援を利用しています。マーケティングコミュニケーション部の佐藤さん、同部デジタルコミュニケーショングループの中島さん、齋藤さんにお話をうかがいました。

マーケティング施策に活用する基盤構築に取り組む

1945年の創業以来、オフィスをはじめ教育、文化、医療、研究、店舗・商環境などさまざまな環境に向けてソリューションと製品を提供してきた株式会社オカムラ。デジタルコミュニケーショングループでは、オフィス環境事業のマーケティングにおいて、デジタルの接点に関わる施策の実行と、必要となる環境の整備を担っています。

株式会社オカムラ 「ウェブ広告やSNSはもちろん、展示会や紙媒体広告といったオフライン施策にもデジタルは関わります。ソリューションや製品の認知獲得、オフィスやショールームの見学予約受付、移転・改装のご相談など、さまざまな接点におけるお客様とのコミュニケーションの実現に取り組んでいます」(中島さん)

これまで、オカムラでは販促用のデータベースの整備が進んでおらず、販促活動に伴う用語や呼称なども標準化されていませんでした。同社には全社の基幹システムを担当する情報システム部がある一方、販促に関わるシステムのような事業部独自の仕組みづくりは各事業部が主体となって推進する体制が取られます。デジタルコミュニケーショングループとして、本格的にデジタル関連施策に必要となる、販促関連の基盤を構築するリソース確保が課題となっていました。

「販促用のデータベース構築といった業務には、テクノロジー領域とマーケティング領域の双方への理解が必要です。私は過去に情報システム部門に所属していた経験から、2つの領域の橋渡し役を担っていました。しかし、社内でそのような役割を担う人材が他におらず、同じことができる人を育てなくてはいけない状況でしたが、目の前のタスクが多く、リソース確保のための活動の時間も取れていない状況でした。」(中島さん)
株式会社オカムラ 上司である佐藤さんもこう語ります。

「中島が打合せから帰ってくると、質問をしたい若手が列を作って待っている、という状態でした。リソース確保はもちろんのこと、広範囲にわたる課題を整理するためにも、外部からのプロジェクト推進支援が必要だと考えました」(佐藤さん)

こうして外部からの支援を受けることにした同社は、クラスメソッドを選びました。クラスメソッドのBX部は、戦略策定からシステム構築、さらには実務までを含めた伴走支援が可能です。

依頼先を検討するにあたり、中島さんは「長期的にプロジェクトに携わっていただける、日常的に相談できるような支援体制を求めていました」と話します。

「途中で担当者が変わると、同じ説明をしなくてはいけなくなります。同じ担当者に長期的に伴走してもらえること、自社の事業を理解してもらいやすいことを条件に複数の会社にあたり、最終的にクラスメソッドにビジネスコンサルティングを依頼することにしました。ベンダーロックインを避け、中立的な立場で提案や支援をしてくれそうなこと、提案内容ややり取りのなかで、寄り添って考えてくれる姿勢を感じられたことが決め手になりました」(中島さん)

伴走支援でプロジェクトマネジメントに寄り添う

支援開始当初、デジタルコミュニケーショングループは、中島さんを含め10名のメンバーで構成され、20を超えるプロジェクトが並行して動いていました。クラスメソッドは2025年6月より伴走支援に入り、まずは各メンバーへのヒアリングを通じて、それぞれの担当業務の理解に努めました。

現状を把握するなかで、クラスメソッドが特に伴走支援に注力したのは、齋藤さんがPMを務めるデータベース構築のプロジェクトでした。

株式会社オカムラ 「プロジェクトメンバーは中島と私を含む4人で、中島は他の仕事で忙殺されている状態でした。プロジェクト開始から半年を経ても開発に入ることができず、大きく遅延している状態だったのです。なにから手を付ければいいかわからない、という状態の私に、クラスメソッドの伊藤さん(PM)は伴走しながらプロジェクトマネジメントを基礎から教えてくれました」(齋藤さん)

齋藤さんは前職で広告代理店の制作ディレクターを務めており、「制作の感覚で機能や画面の設計から入ってしまう癖があった」と話します。クラスメソッドの伴走支援によって、PMという立ち位置を自覚し、どのような工程やスパンでプロジェクトを捉え、動かせばいいのかを理解できたといいます。

「開発会社や社内関係者との調整においても、クラスメソッドにはミーティングのファシリテーションを通じて多くの支援をいただきました。
打合せの場で論点整理や確認事項の優先度付けを行うなど、三社で円滑に議論を進められるようサポートしてもらいました」(齋藤さん)

他に、ワークショップの開催や、業務を効率化させるツールの導入なども行われました。

同社は、クラスメソッドの伴走支援を通じて単にプロジェクトを進めるだけではなく、「メンバーが自走できるようになること」を期待していました。佐藤さんや中島さんは「どのメンバーにどのような形で支援に入るか」をクラスメソッドに相談しながら、最適な形で支援を受けられたと振り返ります。

「各プロジェクトの進捗状況と中島への負荷を確認しながら、進め方についてアドバイスをしていただきました。齋藤への伴走支援では、考えを引き出すようなアプローチが印象的でしたね。進め方の型を教わりながら現場での実践を通して、徐々に齋藤自身が自分で考えられるようになり、プロジェクトを『自分ごと』として捉えることができるようになったと感じます」(佐藤さん)

メンバー自身が変わらなければ意味がない

こうしてデータベース構築プロジェクトは体制を立て直し、伴走支援の導入から3か月以内に要求仕様をまとめ、開発に着手することができました。

「正直『もう無理だ』と感じていた状況でしたので、ここまで立て直せたことに驚きました。その後、新たなプロジェクトを立ち上げたときもスムーズに走り出すことができ、クラスメソッドから得られたノウハウが活かせていると感じます」(齋藤さん)

佐藤さんは齋藤さんの変化について、「会議中の話し方が変わり、明らかに迷いが取れてきた」と話します。齋藤さんが自信を取り戻すことで、周りのメンバーにもプラスの影響が生まれました。

「齋藤が他のメンバーの質問に答えるといった場面も見られ、相乗効果が生まれていると感じています。当初から『メンバー自身が変わらなければ伴走支援の意味がない』と強く思っていましたので、彼らの成長を嬉しく思います」(佐藤さん)

「組織としても標準的なプロジェクト管理の手法が浸透してきたことは大きな成果のひとつです。クラスメソッドの伴走支援が、メンバーそれぞれの業務遂行力の底上げに貢献していると実感しています」(中島さん)

株式会社オカムラ

縦でも横でもない「斜め」の関係

クラスメソッドの伴走支援について、中島さんは「人柄」や「距離感」が印象に残っているといいます。

「近すぎず、それでいて遠すぎない絶妙な距離感で接してくれるので、パートナーとして頼りたいという感覚が持てました。伴走支援の担当者だけでなく、クラスメソッドの他の方と話しても同じような安心感があるので、社風なのかもしれませんね」(中島さん)

「相談したメンバーが、みんなスッキリした顔をして帰ってくるんですよね。縦の関係でも横の関係でもない、言わば『斜め』の角度から接してくださるので、本音で話しやすいのかもしれません。伴走支援を開始した当初も、クラスメソッドで懇親会をセッティングしていただき、お互いが打ち解ける空気を作ってもらいました」(佐藤さん)

「週2回の定例会議以外も、クラスメソッドの担当者の方はほぼ毎日顔を出されていましたね。すっかり現場に馴染まれていて、フラットに接することができました。例えるなら『いとこのお兄さん』といった感じです(笑)」(齋藤さん)

株式会社オカムラ

マーケティング基盤を構築し、次のステージへ

マーケティング施策に向けた基盤構築は長期間にわたるプロジェクトであり、2026年度以降も契約を更新し、クラスメソッドは伴走支援を行っています。

「データベース構築はゴールではなく、あくまでスタートです。今後は『お客様とのコミュニケーション接点でいかにデータベースを活用するか』というステージに入ることになります。これまでのようなプロジェクト推進のみならず、AWS関連など技術的な支援を必要とする場面も出てくると思いますので、引き続きご支援をお願いできればと考えています」(中島さん)

約1年間の伴走支援を経て、中島さんは「他の企業も同じような課題を抱えているのではないか」と感じたといいます。

「テクノロジー担当とマーケティング担当が分断されており、その橋渡しができる人材が限られているという状況は、他の企業でも起きうるはずです。クラスメソッドのようなビジネスコンサルティングのできる会社がユーザー企業側に入り、事業部門と共に仕組みを作るというニーズは、今後さらに高まるのではないでしょうか。その際には、蓄積された知見を他社事例として私たちにも共有いただければ嬉しいです」(中島さん)

「私のように、代理店から事業会社に転職したあと、IT関連の専門分野に苦戦している方も多いと思います。最近はAIの進化も目覚ましいですし、クラスメソッドならそうした分野の専門的な知見を持つ方に相談できるよ、と伝えたいですね」(齋藤さん)

「クラスメソッドの伴走支援では、メンバーだけでなく、私たち管理職の課題にも伴走していただきました。社内にさまざまな専門家がいらっしゃるところも非常に心強いですね。技術面からマネジメントまで幅広く相談できるところが、他のコンサルティング会社にない強みだと感じています」(佐藤さん)

デジタルコミュニケーショングループの基盤構築と組織全体の底上げに貢献すべく、クラスメソッドはその歩みに引き続き伴走してまいります。

クラスメソッドがお客様のBXを伴走支援します

クラスメソッドではクラウドやAIなどITに関する技術支援のほか、お客様の経営戦略や組織課題にも伴走パートナーとして支援します。組織内の事業構想から要件定義、プロジェクトマネジメントまで、お客様の様々な課題に対して技術と知見、コミュニケーションを軸に支援します。

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