サービスの発展を視野に他社クラウドからAWSへ
大量の画像ファイルを扱うため、サービスのインフラ基盤には保管コスト・耐久性・セキュリティ・ファイルの扱いやすさが重要視されます。これらの観点から、Amazon S3をはじめとするAWSの各種サービスがとても魅力的であったため、2016年に「はいチーズ!」は他社パブリッククラウドからAWSに全面移行しました。
なお採用されたAWSの機能はIaaSだけに留まりません。最近では2016年に発表されたAmazon Rekognition(画像認識サービス)を活用した顔検索機能もリリースされました。こちらの分析は、S3イベントをトリガーとしてAWS Lambda処理で実行することでスケールするため今後ビジネスの成長に耐えうるアーキテクチャになっています。また、Rekognitionの顔検索処理は枚数に関わらず1、2秒以内と高速なため、ユーザがアップロードしたタイミングで即座に検索結果を表示するようにしており、より簡単に写真を探せるため、UX向上にも寄与しています。