Classmethod PLC Data To Cloud

工場内などに設置されたPLCデータをクラウドに保存し可視化、分析、通知を行うソリューションです

Classmethod PLC Data To Cloudは、工場内などに設置されたPLCデータをクラウドに保存し可視化、分析、通知を行うソリューションです。
クラウドに接続するGatewayの提供からクラウド環境までワンストップでご提供することで、PLC データを簡単、安全に収集します。またカスタマイズ可能なダッシュボードを使用してデータを貴社の価値に変換します。
Classmethod PLC Data To Cloudを利用すれば、いつでも、どこにいてもPLC からのデータを把握することができ、より迅速な障害対応や分析ができるようになります。

Classmethod PLC Data To Cloudはこのような課題を解決します

  • 既設のPLCからデータを取得できていない
  • 製造ラインの装置や設備の適切なメンテナンスができていない
  • 不良品の発生、歩留率が定量的に管理できていない
  • 工場内など限られた場所でしかPLCデータを見ることができない

PLCデータを取得するには?

PLCからのデータを取得しクラウド上で可視化・分析するにはどのようにすればよいでしょうか。Classmethod PLC Data To Cloudを用いた方法を紹介します。

PLC は、製造装置やロボットなどの機器を制御するため、大量のデータを生成します。これは製造工程、製造量、製造時間の最適化を実行するための情報源です。ただし、PLC は通信プロトコルやデータ ストレージに制限があり、通常は限られた技術者のみがアクセスできます。

Classmethod PLC Data To Cloudでは、PLC からデータを取得してクラウドにセキュアに接続し、可視化、分析用データを保存します。誰でもリアルタイムに生産プロセスと機器動作に関する情報を得ることで、意思決定プロセスや製造装置のメンテナンスに役立てることができます。

PLCからデータを取得し可視化、分析するまでのステップ

PLC からデータを抽出するには多くの方法があります。そのためどこから始めればよいかわからないという課題があります。ここではClassmethod PLC Data To Cloudを例とした手順を説明します。

STEP1
PLC データ収集アドレス、点数を整理する
収集してクラウドへ保存するアドレス、点数、送信頻度などのPLC データを定義します。PLCデータの可視化や分析を行うにあたりもっとも重要なステップになります。PLCから出力されるすべてのデータをクラウドへ保存するのではなく、必要なデータを選定し最適化を進めます。
STEP2
Gatewayのセットアップ
PLCの機種によりご提供するGatewayを選定いたします。PLCとGatewayをEthernetケーブルもしくはハブ経由で接続します。
PLCのIPアドレスの確認とGateway電源の確保をしてください。
STEP3
SLMPの設定
STEP1で定義したデータをGatewayにセットし指定したデータが取得可能なことを確認します。
STEP4
PLC からクラウドまでの経路をセットアップする
当社にて送信先のクラウドアドレスを設定します。Gatewayからクラウド間通信はLTE対応のモバイル回線を利用するため、Gatewayのインターネット回線を用意する必要はありません。モバイル回線の電波が入らない場所など、別途固定通信回線の確保が必要になる場合があります。
STEP5
ダッシュボードを設計する
クラウド上のデータベースに保存されたPLCデータのダッシュボードを設計します。
当社エンジニアとともに折れ線グラフ、棒グラフ、ローソク足チャート、テーブル表示などの可視化画面を作成します。
お客様ご自身での可視化画面設定の変更、ダッシュボードの作成も可能です。
STEP6
アラートを定義する
産業機器の動作が停止した際など、特定の条件を満たした場合、SMSやメール、チャットなどで通知する設定を行います。
STEP7
生産データとの連携、DWH、BIツールの設定を行う(オプション)現在利用中の生産データやその他データを連携しPLCデータとの比較分析を行います。
当社が指定するDWH、BIツールとの連携の他、現在ご利用中のDWHやBIツールとの連携もご支援いたします。

システム構成例

全体の構成例

工場の構成例 1

最もシンプルな構成です。PLCとGatewayをEthernetケーブルを用い直接接続します。

工場の構成例 2

GatewayとPLCを直接接続する構成だけではなく、中継するPLCを利用した構成も可能です。
実際の構成はヒアリング後にご提案いたします。PLCの台数やデータ量、取得頻度により構成が変更になる場合があります。

導入スケジュール

ご契約手続き完了から概ね1か月前後で可視化画面の設定までを行います。PLCの台数や可視化画面の作りこみによってスケジュールは変動します。

Classmethod PLC Data To Cloudのメリット

PLCとクラウドが簡単につながる

GatewayをPLCに接続するだけでPLC データのクラウド送信が可能です。

クラウド利用料、通信費用、Gateway 費用込み

クラウド利用料、Gateway、通信費用の機器代金が含まれます。

いつでも、どこでも、だれでもブラウザで PLC の稼働を確認

いつでもどこにいてもブラウザで PLCデータを確認することができます。

参考価格

初期費用 98万円~(税別)

スペシャリストによる導入サポート、Gatewayの現地設置費用、クラウド設定費用が含まれます。

月額 69,000円~(税別)

項目数量備考
Gateway1台1台で同一ネットワーク内にある複数台のPLCからのデータが取得できます。PLC接続用、クラウド連携用ソフトウェアがセットアップ済みです。
ダッシュボードユーザ数10ユーザダッシュボードへアクセスするユーザ数となります。管理者2名、閲覧ユーザ5名想定
必要に応じてユーザ数の変更も可能です。
クラウド利用料一式本システムはAWSクラウド上に構築いたします。オンプレミスでのご提供は行っておりません。お客様AWS環境へのご提供も可能です。
通信費1回線GatewayからクラウドへのLTE通信費用となります。
保守・サポートGatewayの設定変更、PLCデータアドレスの変更など、メール、チャットによるサポートが含まれます。Gatewayの故障修理対応はセンドバック方式となります。
オプションGatewayをPLCに接続するだけでPLC データのクラウド送信が可能です。
・SCADA画面の作成
・DWHへのデータ連携
・予知保全、需要予測などAIを利用したデータ活用
・ActiveDirectoryなどと連携したユーザ管理基盤の構築

※ PoCなどの実証実験のみの対応も可能です。
※ 本ソリューションは3か月以上の継続利用が前提となります。
※ PLC本体の機器代金、設定作業は含まれておりません。月額費用はPLCデータ量、クラウドへの送信頻度で異なります。
※ データ点数、送信頻度などにより必要なGatewayの台数が変更になる場合があります。

クラスメソッドは「技術力」で選ばれています

国内外の最新技術をどこよりも早くキャッチアップし、自分たちで試してみることが私たちの強みです。クラウド、モバイル、IoT、AIなどの最先端技術を活かした完全キャッシュレスカフェ「DevelopersIO CAFE」の店舗運営を通じてビジネスへの応用開発の研究実績もあります(2022年12月に営業終了)。自分たちで試した結果をブログとして世の中に発信し、お客様へご提案しています。

「SI Partner of the Year 2023」APJ受賞

AWS最上位「プレミアティアサービスパートナー」

全エンジニアがAWS認定資格を保有

全エンジニアがAWS認定資格を保有

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