AWS初心者のアプリエンジニアが1年間のトレーニングを受講
実践的なプログラムでスキルを身に付け実案件に参画

株式会社日テレWands

テック&デザイン本部 DXプロデュース Div.
ディビジョンマネージャー 坂巻任 様
マネージャー 高木優 様
リーダー 世古口恵美加 様
エンジニア 長谷川莉那 様
株式会社日テレWands
公開日:2025年8月25日
BEFORE
  • 業務システムの開発でAWS案件が増加
  • アプリケーションエンジニアもAWSの技術習得が必須に
  • 体系的なトレーニング経験の不足
AFTER
  • 参加メンバーがAWS認定クラウドプラクティショナーを取得
  • トレーニングを受けたエンジニアがAWS案件に参画
  • エンジニアの意識の変化とチーム開発力の強化

日本テレビグループのIT戦略会社として、テレビ局のさまざまな業務を支える株式会社日テレWands。同社で業務システムの開発を手がけるテック&デザイン本部 DXプロデュースディビジョン(Div.)は、アプリエンジニアのAWSスキル向上を目的に、クラスメソッドの技術者育成サービスを採用しました。AWS認定トレーニングをはじめ、AWS Skill BuilderやAWS 学習フォローアップ支援、ロールプレイング形式のトレーニング、AWS Jamなどを活用した1年間の取り組みについて、坂巻さん、高木さん、世古口さん、長谷川さんにお話をうかがいました。

アプリケーションエンジニアにもAWSの知識が必須に

日テレWandsのDXプロデュースDiv.は、日本テレビグループのバックオフィスを支える業務システムの開発を通して、社内DXの推進を支えています。かつてオンプレミスが中心を占めていたシステムは、2019年頃からクラウドにシフトし、現在はAWSにフォーカスした開発に取り組んでいます。

株式会社日テレWands 「私たちは、自社のDXを推進する部隊として、クラウドをはじめとする新技術をいち早く採り入れながら、社内に還元する役割を担っています。近年はほとんどの案件でAWSを活用し、グループにおけるクラウドシフトを牽引しています」(坂巻さん)

AWSによる案件が増える中、アプリケーションエンジニアにもAWSの知識が求められています。オンプレミス時代は社内のインフラ専門部隊にサーバーやネットワークの構築を依頼し、用意された環境で開発すれば十分でした。AWS案件ではアプリケーションエンジニアがAWSのサービスやアーキテクチャを理解したうえで、顧客と対峙しながら開発を進めることが求められます。

「現在はアプリケーションエンジニアもAWSの知識習得が必須となっています。そこで、チーム全体のスキル向上を図るため、1年かけてAWS関連の各種トレーニングを受けることにしました」(坂巻さん)

担当者の親身な対応とポイントを押さえたメニュー提案を評価

トレーニングの実施にあたり、同社は数々のAWS案件で技術支援を受けてきたクラスメソッドに相談。これまでの伴走支援の実績と、提案されたトレーニングメニューを評価して技術者育成サービスを採用しました。

「クラスメソッドの担当者は、普段からビジネス上の利害関係を超えて親身になって相談に乗ってくれる信頼感があり、今回教育用の予算が確保できたタイミングで真っ先にご相談しました。限られた予算で最大限の成果が獲得できるようポイントを押さえたメニューのカスタマイズ提案をいただき、社内への上申もスムーズに進み、上層部の理解を得ることができました。」(坂巻さん)

資格取得を目標に週1回の学習会を実施

2024年4月から2025年3月にかけて実施したトレーニングには、坂巻さんのチームから10名のメンバーが参加。4月から9月までの上半期はAWSの初歩的な資格であるAWS認定クラウドプラクティショナーの取得を目標に、クラスメソッドのAWS認定インストラクターが講師を務めるAWSトレーニングを受講したほか、AWSが提供するオンライン学習支援サービス「AWS Skill Builder」を導入して各自で学習を進めました。

株式会社日テレWands 期間中はクラスメソッドとの週次のミーティングを行い、直接学習のフォローを受けることで各自の学習の中で生まれた疑問を解決しました。また、日常の開発業務をこなす中で学習の時間が確実に確保できるように、週1回、時間を決めて受講メンバーで集まって取り組む「もくもく会」も実施しました。メンバーの高木さん、世古口さん、長谷川さんは次のように感想を語ります。

「私は今回マネージャーとエンジニアの2つの立場から参加しました。以前から業務システムの運用保守でAWSに触れる機会はあったものの、最低限の知識に留まっていました。学習中は資格取得はもちろんのこと、新人エンジニア向けのAWS講習の講師を務めるレベルに達することを目標に勉強を進め、おかげでモチベーションを高く保ちながら、深いところまで学ぶことができました。教えることを想定してより詳しく勉強したい場面では、クラスメソッドに質問することでさらに理解を深めることができました。AWS Skill Builderは、資格試験直前の対策としてクラスメソッドから薦められたコースを受講しましたが、業務で忙しい中、手探りで勉強するより安心感があり、自分のペースで学べたことが有効でした」(高木さん)

「私はこれまでAWSに触ったことがほとんどなく、言葉の意味もわからないところからのスタートでした。『もくもく会』ではハンズオンを中心に取り組み、わからない言葉を調べながら進めました。手を動かしながら覚えるハンズオンは知識の定着に役立ちました。AWS Skill Builderは資格試験対策で利用しましたが、AWS Cloud Questといったゲーム形式のコンテンツもあり、楽しみながら勉強することができました」(世古口さん)

「私は参加当時、入社2年目でAWSの知識もゼロでした。最初はクラスメソッドから提示された課題を解く形で勉強を進めていきましたが、わからないことはBacklog等を介して気軽に質問ができ、担当者からわかりやすい回答をいただけたことで理解を深めることができました。AWS Skill Builderは試験前にゲームコンテンツを活用し、ソーシャルゲーム感覚で楽しく学習することができました」(長谷川さん)

株式会社日テレWands

総仕上げとしてロールプレイング形式のトレーニングと体験型イベントを実施

下半期は「もくもく会」での週1回の勉強会や、AWS Skill Builderを活用したオンライン学習で知識の定着を図っていきました。年度末には、総仕上げとしてロールプレイング形式のトレーニングと、AWSが提供する課題解決型学習イベント「AWS Jam」を実施しました。

2025年2月末~3月末にかけて実施したロールプレイング形式のトレーニングでは、番組の視聴率データを分析・表示するシステムを構築する架空の案件に、9名のエンジニアが3チームに分かれて課題に取り組みました。最初は各チームで要件を読み込み、確認したうえで発注者役の担当者に質疑応答を実施。その後、各チームで構成図を作成し、レビューを経てシステム構築に取り組み、最後に振り返りを行いながら総括結果を共有するプログラム構成です。

ロールプレイング形式のトレーニングは、役割分担を明確にしている点がポイントです。リーダーの坂巻さんと高木さんは「発注者(顧客)」の立場として、各チームに要件と要求事項を提示。メンバーは「受注者(開発者)」の立場で発注者へのヒアリングを繰り返しながら、要件にあったシステムを構築していきます。

「クラスメソッドに考えていただいたシナリオには、案件の背景として多くの裏設定がありました。しかし発注者役の私たちは要件で伝える情報をあえて絞りこみ、受注者役のメンバーからの質問で初めて回答を開示することで、実際の現場で発生するヒアリングの訓練にもなるように工夫されていたのです。」(高木さん)

ロールプレイング形式のトレーニングを受講した3チームは、システムの完成度で違いはあったものの、メンバーはそれぞれで学びを得ています。

「資格試験の勉強と実務では大きな差があることを痛感しました。構築作業だけでなく発注者へのヒアリングにおいてもより良い質問方法をクラスメソッドに教えてもらい、勉強になりました」(世古口さん)

「これまでの座学とは異なり、チームで進めるプロジェクトが新鮮でした。AWSに詳しいメンバーとの会話の中でヒントやノウハウを共有してもらいながら進められたこともいい経験になりました」(長谷川さん)

2025年3月末には実践型イベントのAWS Jamをクラスメソッドの日比谷オフィスで丸1日かけて開催。参加者はさまざまなテーマの課題を解決しながら、楽しく学んでいきました。AWS Jamでは参加者はチームに別れ、高・中・低の難易度に分類された10個程度の課題をどんどん解くことで、獲得ポイントを競います。

株式会社日テレWands

「みんなでワイワイ言いながら学ぶことができたのは楽しい思い出です。各課題にヒントが用意されているものの、ヒントを使うほど減点となるため、チームごとの戦略も問われます。できるだけヒントに頼らず調べながら進めていくと、より身に付くと感じました」(世古口さん)

「ヒントを頼りにはしたものの、難易度の高い問題を優先的に解くことでポイントを稼ぎ、トップの成績を取ることができました。また後半では難易度の低いものをヒントに頼らず解くことで、勝ち負けだけではない達成感も得られました」(長谷川さん)

メンバーの成長により資格取得や案件獲得などで実績

1年間のトレーニングにより、DXプロデュースDiv.のチームはAWSの技術レベルを全体的に底上げし、AWS認定クラウドプラクティショナーはほぼ全員が合格しました。2024年度末にはいくつかのAWS案件にメンバーがアサインされ、実績を積み重ねています。

「体系化したトレーニングプログラムで育成したメンバーが成長し、資格取得や案件獲得などで実績を残すことができたことが大きな成果です。テレワークが中心で、単独で開発するメンバーが多い中、顔をあわせてチームで開発する文化を作ることもできました」(坂巻さん)

トレーニングを終えた現在、参加メンバーはそこで得た学びをもとに、自分の本業に活かして開発業務にあたっています。

「AWS案件にアサインされた際にも、技術的な不安を感じることなく取り組むことができました。現在担当している開発案件でもAWSの知識が役立っています。マネジメント視点からも、『もくもく会』を立ち上げて1年間実施したことで、みんなが集まる機会が習慣化され、チーム力が高まっていることを実感しています。それが継続できたのもクラスメソッドのフォローアップがあってこそだと感じます」(高木さん)

「AWSの言葉を学んだことで、プロジェクト中の他のメンバーの会話が理解できるようになりました。学んだ知識は、他のクラウドサービスを学ぶ上でも理解を助けてくれています」(世古口さん)

「AWSの言葉を耳にした時、自然と頭が反応して興味が湧くようになりました。AWS関連のイベントに行った際も、ブースでの説明がスッと頭に入ってくることに感動しました。引き続き勉強を重ねてAWSの開発案件にも参加したいと思います」(長谷川さん)

AWSの学習を継続しながら実案件での活躍へ

トレーニングを支援したクラスメソッドについては、学習コンテンツの提案から、週次ミーティングによる通期の学習支援、トレーニング運営までの手厚い支援を高く評価しています。

「週次ミーティングでは毎回毎回、楽しいお題を考えて率先して場を盛り上げることで、知識の提供だけでなく雰囲気づくりにまで尽力していただきました。1年間粘り強く最後まで付き合っていただけたことは非常にありがたく思います。クラスメソッドの営業担当者やトレーニング担当者の雰囲気もよく、みなさんで一丸となって対応いただけたことが印象的で、ここまで安心して取り組むことができたのはクラスメソッドの顔が見える支援のおかげだと思います」(坂巻さん)

今後については、メンバーが個々にAWSの学習を継続しながら、実案件で活躍することを目標にしています。AWS以外でもAI開発を強化していく方針で、AIエージェントを活用しながらのPoCもさまざまなユースケースで実施していく計画です。

「クラスメソッドとはこれまでと変わらず良好な関係を維持していきたいと思います。AWSからAIまでさまざまな領域での支援を期待していますので、末長いお付き合いお願いします」(坂巻さん)

「Make it Real」をキャッチコピーに事業のクオリティ向上と新技術の導入に取り組む日テレWands。クラスメソッドは幅広い技術支援によりその思いに応えてまいります。

AWS Jam学習イベント開催支援について

AWS Jamを活用して実践的なスキル習得をサポートします。チームでの課題解決を通じて、ナレッジ共有とスキル向上を実現します。AWS Jamイベントをご検討の際はクラスメソッドまでお問合せください。

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