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回転寿司にAWS活用し、拡張性に優れた柔軟なサービスへ

株式会社あきんどスシロー様

    ご利用サービス:
  • AWS
  • クラスメソッドメンバーズ

安価でおいしい寿司のためのITサービス

あきんどスシローは、日本の回転寿司チェーン“四天王”の一角を担う売上シェア最大の「スシロー」を営んでいます。2017年9月に島根県・出雲市に出店したことで、全国制覇を果たし、店舗総数は2017年9月末現在で476を誇ります。店舗は国内にとどまらず、海外でも韓国に7店舗を展開しています。

同社は1975年創業の個人寿司店「鯛すし」を原点に持ち、「うまいすしを、腹一杯。うまいすしで、心も一杯。」という企業理念から、2016年11月スタートの「世界の海からいいネタ100円PROJECT」など、寿司にこだわった数々の企画を展開しています。また、昨今では大手回転寿司店を中心に、寿司皿の情報を収集・分析してマーケティングやサービス品質の向上に役立てようとする動きが活発です。スマートフォンアプリで持ち帰り寿司の注文や店舗の座席予約を受け付けるサービスなども、積極的に取り組んでいるそうです。「すべてのITは、うまいすしを提供するために運用する」と情報システム室長 坂口豊様の考えです。

BIをAWSで実現。運用も専門家に任せたい

以前のあきんどスシローでは、多くの企業と同様に簡易的なサーバールームにオンプレミスシステムを構築し、社内システムやWebサイトなどを運用していました。ところが、回転寿司の人気が高まり、さまざまなサービスを提供するためには、システムの性能が不足しつつあり、運用管理コストも増大する一方だったといいます。そして2012年ごろ、同社はシステム更改の時期を迎えていました。当初は堅牢なデータセンターへの移行も検討されたものの、運用コストの肥大化を懸念。そこで新たに浮上したのが、流行の兆しのあったパブリッククラウドへの移行でした。加えてBIツールを導入して本格的なデータ分析を行おうというニーズもありました。

そこでインフラとして選ばれたのがAmazon Web Services(AWS)です。当時、BIツールを含めた統合的な機能と十分なスペックを提供でき、さまざまな導入実績を持つサービスはほかにありませんでした。Amazonという巨大なサービスを提供している事業者でもあるため不安はなかったと坂口様は振り返ります。

AWSの採用において、非常に重要だったのが分析システムの構築です。もともとあきんどスシローでは、寿司皿1枚単位でデータを収集していましたが、その管理はExcelとマクロで行っていました。全国の店舗で販売される寿司は年間で13~14億皿にもおよぶため、これをExcelで統合的に分析することは不可能です。そのため従来は、個々の店舗ごと・日単位での分析しかできていなかったものを、BIツールの採用によって統合的に解析することを試みました。

「まず、各店舗から1日ごとにデータを収集し、FTPを介してBIツールへ転送するという仕組みを作りました。この仕組みはしばらく活用していましたが、より細かにデータを収集したいというニーズが高まっていました。当時はシステムの一部を自社開発して管理も行っていたのですが、急速に進化し続けるAWSへの対応も含め、運用が困難になっていきました。構築から運用まで、すべてを任せることのできるパートナーが必要だと考えていました」(坂口様)

2014年ごろ、よりリアルタイムにデータを収集できるAmazon Kinesisが日本に上陸したばかりで、あきんどスシローのニーズにぴったりだと考えられましたが、坂口様は使い方やシステム構築に不安があり、パートナーとしてクラスメソッドに白羽の矢を立てました。

クラスメソッドのサポートを受けた同社では、FTPによるデータ転送を30分ごとに縮めて、分析結果を「MotionBoard」で可視化するシステムへアップグレードしました。また、Kinesisを活用したリアルタイム分析はデータ転送の基盤整備が完了し、現在のところ分析側の仕組みをクラスメソッド側で開発中です。

「この仕組みが稼働すれば、お客さまの注文をリアルタイムに把握して、可視化できるようになります。例えば、電話での問い合わせなどに対して、迅速かつ正確に応対できるようになるなど、サービス品質の向上に役立つデータを提供したいと考えています」(坂口様)

データベースから練り直してWebサービスの品質を高める

あきんどスシローでは、クラスメソッドメンバーズをはじめ統合的なサービス体制を高く評価し、分析基盤に加えてWebサービスのインフラ構築と運用もおまかせいただくようになりました。その中で特に重要だったのが、ホームページでの持ち帰り寿司注文やスマートフォンアプリを用いた席予約のサービスです。

「オンプレミスのWebサーバーでこういった拡張は困難です。AWSを採用したことで、柔軟なサービス提供ができるようになりました。クラウドだからこそ、柔軟にサービスを追加してテストしてまた次へという、迅速なプロジェクトの遂行が可能になるのです」(坂口氏)

特に寿司の持ち帰り注文は、お盆やクリスマスなどのイベントごとにアクセスが集中することがあり、ピークとオフピークとの差が非常に大きいのだそうです。アプリを活用した席予約も、大手回転寿司店では標準的になりつつあり、顧客満足度を高く保つためには必須のサービスといえます。もしシステムが不安定になれば、顧客満足度の低下を招き、大きな機会損失になるでしょう。そこで同社は、クラスメソッドの提案を採用してデータベースを「Amazon Aurora」に切り替えました。Auroraは低料金で標準MySQLの5倍、標準PostgreSQLの2倍のスループットを実現するコストパフォーマンスの高いサービスです。

クラスメソッドのノウハウで顧客満足度の向上を目指す

さらにあきんどスシローとクラスメソッドでは、Webサイトの改良について検討しています。

キャンペーンや新製品などの寿司をWebサイトで紹介することは、同社にとって重要なマーケティング施策の1つ。当然のことながら、写真の掲載も増えていきます。担当者はできるだけ高画質でおいしそうに見える写真を掲載したいものの、坂口氏としてはサイズの大きな画像はWebサイトが重くなり、通信費が増大することからできるだけ避けたいという考えです。そこでクラスメソッドでは、Googleが提供しているJPEG画像圧縮エンジンを活用して、見た目を変えることなくサイズを下げる仕組みを提案しました。「Amazon CloudFront」を活用して通信を振り分けることで、Webサイトの高速化も図ることができます。

坂口氏は、クラスメソッドが持つAWSのノウハウと技術力によって、期待以上のサポートを受けることができていると評価しています。

「クラスメソッドは、非常に細かな部分まで詳細に見てくれて、問題や課題、よりよい方法を発見したときには、プロアクティブに提案してくれます。運用管理も安心して任せることができ、エンジニアが不足している当社にとっては非常に助かっています」(坂口氏)

AWSは、今後もさまざまな新しいサービスを提供していくでしょう。既存のサービスも、どんどん進化し、よりよい形でのお寿司の提供が行われます。あきんどスシローでは、積極的に最新のサービスを活用していきたいと考えており、クラスメソッドにはそうした新しいサービスを現実に活用できる手法として提案してほしいと、坂口氏はおっしゃっていました。

あきんどスシローは今後も日本の回転寿司業界を牽引します。“うまいすしを、腹一杯。うまいすしで、心も一杯。”を実現する高品質サービスを、クラスメソッドのサービスが支えます。

インタビューご協力

株式会社あきんどスシロー
情報システム室長 坂口豊様

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