日立社会情報サービスは、官公庁や自治体、通信、エネルギー、金融などの社会インフラを支えるシステムインテグレーションを手掛けています。2026年7月、同社はClaude Codeに関心を持つ希望者を対象に、実際に手を動かしながら活用方法を学ぶ勉強会を実施。参加者からは高い満足度と「今後の業務で試してみたい」という前向きな声が寄せられています。今回は、勉強会を企画した背景や当日の様子についてお話を伺いました。
Claude Codeを知り、AI活用への関心を具体的な一歩へ
同社は比較的手堅い顧客基盤を持つ一方で、顧客の許可なくAIツールを案件に導入することは難しく、現場のエンジニアが自由に試せる環境も多くありません。
同社では生成AIへの関心が高まる一方、Claude Codeに実際に触れる機会はまだ限られていました。特にシステムインテグレーション事業では、顧客の許可なくAIツールを案件に導入することが難しく、現場のエンジニアが自由に試せる環境も多くありません。そこで、関心を持つメンバーが安全な環境でClaude Codeに触れ、使い方や活用のイメージをつかむ機会として、今回の勉強会が企画されました。
クラウドアーキテクトマイスターとして学びの機会を企画
クラスメソッドの存在はセミナーやウェビナーを通じて以前から知っていたという川原さん。2026年2月ごろ、生成AIがビジネスの現場でも大きな話題となる中、関心を持つメンバーが新しい技術に触れられる機会をつくりたいと考え、以前から接点のあったクラスメソッドへ相談を持ちかけました。「自分たちだけで勉強会を企画することも考えていましたが、準備に十分な時間を確保するのが難しく、なかなか具体化できずにいました。そうした中でクラスメソッドのウェビナーを受講し、専門知識を持つ方に来ていただいた方が、参加者にとっても実践的に学べるのではないかと考えました」(川原さん)
同年4月、川原さんは自社の技術認定制度「マイスター制度」において、クラウド分野の認定を受けます。マイスターには専門分野での技術支援に加え、社内への技術普及を促す役割も期待されています。そこで川原さんは、まず新しい技術への関心が高いマイスターコミュニティのメンバーを対象に、Claude Code勉強会を企画しました。希望者が実際に触れることで、各自が業務での活用イメージを持つきっかけにすることを目指した取り組みでした。
半日の勉強会で参加者から高い満足度と前向きな声
勉強会のプログラムは4つのフェーズで構成されました。Claude Codeの基本操作やセッション管理を学ぶ「準備」、権限設計を通じて安全に使うための土台を整える「安全な利用」、CLAUDE.mdやSkills、MCPといった仕組みを組み合わせて業務での活用を考える「開発」、そして翌営業日から試したい運用タスクを具体化する「自走化」です。半日という限られた時間の中で、座学と演習を織り交ぜながら、「明日から試せる状態」を目指しました。
「まずは第一歩を踏み出す」ことを目的とした勉強会では、当初のプログラムに加え、「実際の業務でClaude CodeやSkillsをどのように使いたいか」を話し合う時間も設けられました。参加者から出た活用案に対して、講師が具体的な事例を紹介する場面もありました。勉強会後のアンケートには、「Claude Codeという言葉は知っていたものの、導入のハードルが高そうで手を出せずにいたが、実際に触れてみると、それを上回るメリットを感じた」といった前向きな感想が寄せられました。
アンケート回答者の9割以上が高い満足度を示し、「今後、Claude Codeを業務で活用したい」という項目でも、回答者全員から前向きな回答が寄せられました。また、参加した若手メンバーからは「思っていたより簡単に使える」という声も聞かれました。最終日には「明日からこう使ってみたい」という具体的な質問が増え、理解が深まっていく様子がうかがえたといいます。
「当初は、通常業務で忙しい中、マイスターコミュニティ内の募集にどれほど反応してもらえるか少し不安もありましたが、想定していた以上に関心を寄せてもらい、急きょ開催日を2回に分けて実施することにしました。実際に触れてみることで、Claude Codeが直感的に使えるツールだと知ってもらえたため、業務への導入に対する心理的なハードルも少し下がったのではないかと感じています」(川原さん)
AI駆動開発やAIOpsなど、次のチャレンジにも関心
今回の勉強会を通じて、参加者の間ではClaude CodeをはじめとするAI活用への関心が高まりました。今後は、実際の案件を題材にAI駆動開発を試したり、システム運用の効率化に向けてAIOpsの活用を検討したりするなど、それぞれの業務に応じたチャレンジが期待されています。
勉強会をきっかけに、Claude Code以外のテーマにも関心が広がっています。参加者からは「CCoEの組織づくりについても相談したい」という声が寄せられるなど、今回の学びを次のチャレンジにつなげようとする前向きな姿勢がうかがえます。
「技術の進歩が非常に速く、現場だけで最新動向を追い続けるのは難しいと感じています。その点、クラスメソッドは新しい技術についてもブログやウェビナーでいち早く情報発信しているので大変助かっています。相談した際に、実際に手を動かしているエンジニアの方に対応いただけることも心強いです。今後も引き続き、ご支援いただければと思います」(川原さん)
今回の勉強会は、参加したメンバーにとってClaude Codeを身近に感じ、今後の活用に向けた一歩を踏み出す機会となりました。参加者の前向きなチャレンジを、クラスメソッドはこれからも支援してまいります。


