プレスリリース

クラスメソッド、AWSと5年間の戦略的協業契約を締結 自社実践「Client Zero」で、日本企業のAI本番活用を一貫支援〜古いシステムの刷新・セキュリティ対策から、ロボットを活用した現場業務まで〜

Amazon Web Services(AWS)プレミアティアサービスパートナーであるクラスメソッド株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:横田 聡、以下「クラスメソッド」)は本日、AWSと新たに5年間の戦略的協業契約(SCA:Strategic Collaboration Agreement)を締結したと発表いたしました。

本協業は、AIが日々の事業に浸透する中で、日本企業が新たな脅威から事業を守りながら、AIを組織全体で活用し、事業の成長につなげられるよう一貫して支援するものです。クラスメソッドは、古いシステムの刷新とセキュリティ対策、導入後の継続的な運用支援、製造・小売・金融を中心とした業種別のソリューション提供に取り組み、初年度に30社での本番導入を目指します。その中核拠点として、2026年11月2日に体験・検証拠点「AI Experience Center」を開設します。これらの取り組みは、クラスメソッドが自社を最初の顧客として先行実践する「Client Zero(クライアントゼロ)」戦略に基づくもので、自社で得た成果と課題を実践知としてお客様に還元します。

■背景

企業がこれからの事業を考えるうえで、AIの活用は必須となっています。一方で、多くの企業では、システムがその前提に追いついていません。AIの普及に伴って新たな脅威やリスクも生まれており、保守が行き届いていない古いシステムは、特にその影響を受けやすい状況です。こうした脅威への対策は一度で終わるものではなく、起こりうる脅威を先に想定しながら、継続的に見直す必要があります。

今後は、AIエージェントが業務の一部を自律的に担うようになり、フィジカルAIの領域では、ロボットなどを通じて、工場や物流の現場、災害現場など人が立ち入りにくい環境での作業にもAIが使われていきます。企業には、システムの刷新やセキュリティ対策といった今すぐ必要な対応と、こうした変化への備えあわせて進める段階にあります。AIを導入すること自体を目的にするのではなく、AIを前提に事業とシステムを見直すことが必要です。

クラスメソッドは2011年にAWS事業を開始し、これまでに累計5,600社以上のクラウド導入・活用を支援し、40,000以上のAWSアカウントの構築・管理に携わってきました。今回の戦略的協業契約は、この実績と、自社で実践している「Client Zero(クライアントゼロ)」を土台に、自社の変革を加速し、その成果をお客様に広げることを目的としています。

Client Zeroは、クラスメソッド自らが最新技術の最初の実践者となり、自社で得た成果や課題を実践知として体系化し、お客様のビジネス変革に還元する取り組みです。成功事例だけでなく、実装時の課題、運用上の制約、セキュリティやガバナンスの論点まで整理し、お客様に提供しています。社内ではAWSが提供するAmazon Bedrock、Kiro、Amazon QuickなどのAIサービスを、自社内のシステム開発をはじめとするさまざまな業務に活用しており、AI駆動開発により、コーディングの生産性は5倍、プロジェクト全体の生産性は2倍に向上しました(※)。クラスメソッドは、お客様に提供する変革を、自ら先に経験しています。

※2025年11月から2026年6月にかけて実施したクラスメソッド内中規模プロジェクトでの実測値

■本契約に基づく主な取り組み

  • 古いシステムの刷新とセキュリティ対策
    クラスメソッドは、AWSが提供するシステム刷新を支援するAWS Transformの活用支援と移行ノウハウを組み合わせ、古いシステムを、アプリケーション、データベース、データ基盤まで含めて最新の環境へ移行します。AWS Security HubとAmazon GuardDutyでセキュリティの監視・運用を継続して行うほか、AWS Security Agentを活用して、アプリケーションの設計やコードのセキュリティ確認、侵入テストを継続的に実施します。セキュリティ、信頼性、ガバナンスを確保しながら、AIの活用範囲を広げられる環境を提供します。

  • 導入後の運用支援
    移行後のシステムの運用は、マネージドサービスとしてクラスメソッドが継続して担います。Amazon BedrockやAWS DevOps Agentを活用し、障害調査、トラブル対応、原因特定などの日常的な運用業務を自動化することで、安定した運用を続けられるようにします。

  • 製造・小売・金融を中心とした業種別のソリューション
    生成AIやAIエージェントを活用したソリューションをAWS上で開発し、ユースケースの特定から本番導入までを支援します。製造業向けには、工場データの収集・可視化から、AIによる予知保全、生成AIを活用した熟練者のノウハウ継承までをカバーするソリューションを提供します。小売・金融向けのソリューションも順次提供し、初年度に30社での本番導入を目指します。

  • Client Zeroによる実証済みの手法の提供
    クラスメソッドが自社で検証し、実際の業務で運用している手法を、再現できる形のサービスとして提供します。お客様は、初めて試す手法ではなく、すでに運用実績のある手法を取り入れられます。

  • 体験・検証拠点「AI Experience Center」の開設
    2026年11月2日に、体験・検証拠点「AI Experience Center」を開設します。同センターでは、Client Zeroで得た知見とAWSの専門知識を生かし、ユースケースの選定から試作、データ・セキュリティの設計、本番環境の設計、ガバナンス、運用体制の構築までを一貫して支援します。

■今後の展開:ロボットを活用した現場業務と社会課題への取り組み

クラスメソッドは今後、AIをロボットや設備と組み合わせ、お客様の工場や物流などの現場の業務でも活用できるよう、支援の範囲を広げていきます。特定の業界に限らず、災害対応をはじめとする社会課題の解決につなげることを目指します。

すでに防災関連企業とは、フィジカルAI(ロボットや設備を動かすAI)の共同研究を進めています。AIを搭載したロボットが、危険度の高い環境で人を介さずに自律的に動けるかを検証しており、AIロボットと消防設備を連携させた消火実験や、実際の建物での捜索・救助実験を実施しています。

あわせて、AWSのロボット開発・運用向けの機能を活用し、お客様の現場で使える仕組みづくりを進めます。シミュレーションによる学習、Amazon SageMaker AIでのモデルの学習と改良、AWS IoT Greengrassによる現場の機器への展開を組み合わせ、現場の機器でリアルタイムに推論しながら、センサーのデータでモデルを継続的に改善します。これにより、現場の業務を監視するだけでなく、自動化・最適化できるようにします。

■両社のコメント

AIは、企業が事業運営やITに求めるものを急速に変え始めています。すでに多くの企業がAIを導入していますが、社員一人ひとりの作業時間の短縮にとどまる企業と、組織全体で使いこなして大きな成果を挙げている企業とに分かれつつあります。その差を埋めるには、部分的な効率化を超えて、データ基盤の強化や業務プロセスの見直し、事業の中核を担うシステムを起点とした全体の最適化まで踏み込むことが欠かせないと考えています。当社は今回の協業を通じて、レガシーシステムの刷新からAIの本番導入、さらにその先の成長まで、あらゆる段階でお客様に伴走します。自らがClient Zeroとして新しい技術をいち早く取り入れ、成功も失敗も含めた学びをお客様と共有しながら、AIの周辺領域にも支援の幅を広げていきます。AWSと共にこの取り組みを長く続け、日本全国の企業の持続的な成長を支えてまいります。

クラスメソッド株式会社 代表取締役 横田 聡

最も大きなインパクトを生み出すパートナーは、お客様にAIでどう変革すべきかを説くだけでなく、自らそれを実践しています。AWSとクラスメソッドは、そのモデルを実証しています。クラスメソッドはまず自社のビジネスを変革し、そこで得た学びを、フィジカルAIに至るまで、お客様の本番環境での成果へとつなげています。こうしてAIは、可能性から実際のインパクトへと進んでいきます。

Amazon Web Services スペシャリスト&パートナー担当バイスプレジデント ルバ・ボルノ(Ruba Borno)

■お客様・パートナー企業からのコメント

製薬業界では厳格な規制への対応とAI活用の加速という、一見相反する課題を同時に推進する必要があります。クラスメソッドには、最新のAWS・AI技術に基づく高度な知見と、形式にとらわれない柔軟な伴走スタイルで、この難題に向き合うパートナーとして高い信頼感を持っています。AWSとの協業関係の一層の強化により、クラスメソッドの技術支援の質と速度がより高まることを大いに期待しています。

塩野義製薬株式会社
DX推進本部 データサイエンス部 部長 北西 由武氏

クラスメソッド株式会社とAWSによる新たな戦略的協業契約の締結、ならびに「Client Zero」戦略の発表を、心よりお祝い申し上げます。
当行は、長年にわたるお取引を通じて、クラスメソッド様の事業成長に向けた取り組みに伴走してまいりました。また当行の一部門では、クラスメソッド様のご支援を受け、AWS上に構築したAI分析アプリが業務に定着し、活用されています。AI活用を検証段階で終わらせず、実務で使われる形にできることに、クラウド基盤としてのAWSの価値と、それを支える技術支援の重要性を感じております。自らが最新技術の実践者となり、そこで得た知見を顧客企業の価値創出へと還元する「Client Zero」のお考えは、生成AI時代に意義深いアプローチであると考えております。今回の協業を契機に、多様な企業におけるAI・クラウド活用が一層進み、新たな価値創出と持続的な成長につながることを期待しております。

株式会社三菱UFJ銀行
執行役員 地区本部長 上路 隆雄氏

クラスメソッド株式会社とAWSによる新たな戦略的協業契約の締結を、心よりお祝い申し上げます。NTT東日本とクラスメソッドは、2020年に合弁会社ネクストモードを設立し、地域の中堅・中小企業のお客様に対するクラウド活用支援を共に進めてまいりました。いま、生成AIをはじめとする先端技術は、一部の先進企業だけのものではなく、地域の産業競争力を高め、社会課題の解決を支える重要な基盤になりつつあります。クラスメソッドが掲げる「Client Zero」は、自ら実践し、得られた知見をお客様に還元するという極めて実践的で信頼性の高いアプローチであり、地域社会のデジタル化を支える私たちの方向性とも深く通じるものです。今回の協業を契機に、AWSの先進的な技術力とクラスメソッドの実践知が結びつき、日本全国の企業におけるAI・クラウド活用が一層加速することを期待しております。

NTT東日本株式会社
代表取締役社長 社長執行役員 澁谷 直樹氏

クラスメソッド株式会社とAWSが戦略的協業契約を新たに締結されたことを、大変嬉しく思います。AnthropicにとってAWSは主要なクラウドプロバイダーであり、Amazon Bedrock はClaude を企業のお客様にお届けする重要なチャネルです。クラスメソッドは、Claude on Amazon Bedrock の導入や内製化支援を通じて、日本企業における生成AIの実装と定着を数多く支えてこられました。エージェント型AIが実証段階から本格的な業務実装へと移るいま、クラウドとAIの双方に深い知見を持つ同社が、安全で信頼できるAIの活用を日本で先導されることを期待しています。

Anthropic Japan合同会社
代表執行役社長 東條 英俊氏

【クラスメソッドについて】

クラスメソッド株式会社は、アマゾン ウェブ サービス(AWS)をはじめ、データ分析、モバイル、IoT、AI/機械学習など、クラウドネイティブな技術領域を中心に、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援する技術パートナーです。
AWS支援では、2015年から継続して最上位パートナーに認定され、これまでに国内の最優秀パートナーを表彰する「AWSコンサルティングパートナー・オブ・ザ・イヤー」を5度受賞。2022年にはグローバル最優秀パートナーとして「SI Partner of the Year」を受賞、翌2023年にもファイナリストとなり、名実ともに世界トップクラスのAWSパートナーです。 これまでに支援してきた企業は約5,600社、管理・構築を支援したAWSアカウント数は累計40,000件以上にのぼります。エンジニアによる技術発信文化にも力を入れており、オウンドメディア「DevelopersIO」では6万本を超える技術記事を公開。また、技術者向けナレッジ共有プラットフォーム「Zenn」も運営し、技術コミュニティの発展にも貢献しています。 「すべての人々の創造活動に貢献し続ける」という理念のもと、お客様の事業価値向上につながる最適な技術を提案してまいります。

本社所在地: 東京都港区西新橋1-1-1 日比谷フォートタワー26階
代表者  : 代表取締役 横田 聡
事業内容 : クラウド導入支援、ビッグデータ基盤構築、モバイルアプリ開発、LINE技術支援、AI/機械学習技術支援
オフィシャルサイト : https://classmethod.jp/
技術ブログ「DevelopersIO」: https://dev.classmethod.jp/
技術情報コミュニティ「Zenn」: https://zenn.dev/
Facebookページ : https://www.facebook.com/classmethod/
公式YouTubeチャンネル : https://www.youtube.com/c/classmethod-yt/

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